最近、「脳科学」を取り上げたテレビ番組
や雑誌を目にする機会が増えましたが、男の子と女の子は体のつくりが違うように、脳の形や働きにも違いがあることが分かってきています。
男の子は男性ホルモンの影響により、もともと活発で攻撃的な性質を持っています。戦隊ごっこのような｢けんか遊び｣を好むのもそのためですが、環境やしつけにより脳が攻撃を抑制することを学び、社会に適応していくのだそうです。また、男の子の脳は｢システム脳｣といわれ、規則性や因果関係のあるものを好む傾向があります。数学や機械関係が得意なのもそのためです。乗り物やロボットといった｢物｣に興味を持つ対物志向であるのも、脳の特徴によるのだそうです。
一方で女の子は対人志向が強く、生活に関わることに興味を持つため、人形遊びやおままごとを好みます。また、言われたことを素直に聞き入れ習得することや、周囲の人の真似をするのが得意です。「娘の話し方はお母さんにそっくり」とよく耳にするのもうなずけますね。
同じ物事を習得するにも、子どもの頃は女の子の方が早いことが多いようですが、思春期になると男の子はすごい力を発揮し、急成長することがあるそうです。
男の子も女の子も個人差がありますから、他の子と比べるのではなく、その子自身の良いところを褒めて伸ばしてあげることが大切です。