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(2023年4月25日)
しみず ふさお 1943年小諸市宮沢生まれ 米農家 兼業農家を経て、会社退職後の2005年から本格的に米作りに取り組む 「米・食味分析鑑定コンクール」に2016年から挑戦し、第24回大会(2022年12月開催)において国際総合部門で金賞を受賞
1992年に親から受け継いだ御牧原の田んぼを兼業農家として始め、2005年に会社を退職してから専業農家になりました。ちょうどその頃農地整備が終わり、6枚に区切られていたものが3枚の大きな田になったので、新たな気持ちで本格的に稲作に取り組み始めました。
2015年に五郎兵衛新田で米を作っている従兄弟が「米・食味分析鑑定コンクール」で金賞を受賞したのをきっかけに、自分も同じように評価される米を作りたいと考えるようになりました。2016年からは土壌中の微生物活性化につながる有機肥料を使うなど栽培方法も変え、コンクールへの出品を始めました。肥料は3枚の圃場ごとに違うものを使い、食味値や微生物の数値がどう変わるのかを試すなど、美味しいお米を作るために試行錯誤しながら栽培を続けてきました。
受賞の盾を手に笑顔を見せる清水さん。受賞米は小諸大橋直売センターやイベントで販売予定
2022年12月、小諸市で開催された「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」に5280点が出品される中、自信作のコシヒカリが最高賞にあたる「国際総合部門」で金賞(18点)を受賞。さらに「世界最高米(金賞18点の中から6点選出)」にも選ばれました。コンクールへの挑戦は今回で7回目。結果が出るとやはりうれしいです。肥料の面では様々な有機質系を試した上で自分自身が納得し、「これだ!」というものに出会えてようやく満足いくものが作れるまでになりました。2022年は特に管理面に気を配り、生育状況をよく観察しながら水の量をこまめに変え、追肥のタイミングを逃さずに行うなど細心の注意を払いました。天候不順であまり環境がよくない中でしたが、自分でもよくやったと思います。
小諸市長を表敬訪問した際に、受賞した米の試食会も行いました。自宅で炊くときとは研ぎ方や炊き方が異なるのか、試食した米は一段と甘さが残る感じでした。試食会に参加された皆さんからも「美味しい」と言っていただきました。小諸の土地から金賞が出たということで、小泉市長はじめ周りの方々にも喜んでいただき光栄でした。
見晴らしの良い小諸市御牧原の南斜面に広がる田んぼの前で
現在「おいしいお米を作りたい」という思いの米農家が集まる団体「小諸米(マイ)スターズクラブ」の2代目会長を務め、勉強会などを行っています。他にも農業関係の役職を複数務めるなど地域活性化のための活動をしています。小泉市長や農林課の職員を交えてお互い自由に意見交換ができるので非常にありがたいです。これからも小諸で美味しいお米を作る人が増えるよう、自分の経験を若い人たちに伝えていきたいと思っています。
米作りは土づくりが基本です。小諸市御牧原の土はミネラルが豊富でもともと「土の力」がある土壌です。南向きの斜面で日当たりが良く、稲作に向いている土地だと思います。また高台にあるため雑排水が流れ込まず水も良好。夏はカエルやオタマジャクシもたくさんいます。美味しいお米ができる「御牧原」にちなみ「御牧原米」を銘柄米、ブランド米にしていきたいと思っています。自分としては次のコンクールでも金賞をとるのが目標です。
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しみず ふさお 1943年小諸市宮沢生まれ 米農家 兼業農家を経て、会社退職後の2005年から本格的に米作りに取り組む 「米・食味分析鑑定コンクール」に2016年から挑戦し、第24回大会(2022年12月開催)において国際総合部門で金賞を受賞
美味しいお米を作りたい
1992年に親から受け継いだ御牧原の田んぼを兼業農家として始め、2005年に会社を退職してから専業農家になりました。ちょうどその頃農地整備が終わり、6枚に区切られていたものが3枚の大きな田になったので、新たな気持ちで本格的に稲作に取り組み始めました。
2015年に五郎兵衛新田で米を作っている従兄弟が「米・食味分析鑑定コンクール」で金賞を受賞したのをきっかけに、自分も同じように評価される米を作りたいと考えるようになりました。2016年からは土壌中の微生物活性化につながる有機肥料を使うなど栽培方法も変え、コンクールへの出品を始めました。肥料は3枚の圃場ごとに違うものを使い、食味値や微生物の数値がどう変わるのかを試すなど、美味しいお米を作るために試行錯誤しながら栽培を続けてきました。
最高賞の金賞を受賞!
受賞の盾を手に笑顔を見せる清水さん。受賞米は小諸大橋直売センターやイベントで販売予定
2022年12月、小諸市で開催された「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」に5280点が出品される中、自信作のコシヒカリが最高賞にあたる「国際総合部門」で金賞(18点)を受賞。さらに「世界最高米(金賞18点の中から6点選出)」にも選ばれました。コンクールへの挑戦は今回で7回目。結果が出るとやはりうれしいです。肥料の面では様々な有機質系を試した上で自分自身が納得し、「これだ!」というものに出会えてようやく満足いくものが作れるまでになりました。2022年は特に管理面に気を配り、生育状況をよく観察しながら水の量をこまめに変え、追肥のタイミングを逃さずに行うなど細心の注意を払いました。天候不順であまり環境がよくない中でしたが、自分でもよくやったと思います。
小諸市長を表敬訪問した際に、受賞した米の試食会も行いました。自宅で炊くときとは研ぎ方や炊き方が異なるのか、試食した米は一段と甘さが残る感じでした。試食会に参加された皆さんからも「美味しい」と言っていただきました。小諸の土地から金賞が出たということで、小泉市長はじめ周りの方々にも喜んでいただき光栄でした。
御牧原米をブランド米に
見晴らしの良い小諸市御牧原の南斜面に広がる田んぼの前で
現在「おいしいお米を作りたい」という思いの米農家が集まる団体「小諸米(マイ)スターズクラブ」の2代目会長を務め、勉強会などを行っています。他にも農業関係の役職を複数務めるなど地域活性化のための活動をしています。小泉市長や農林課の職員を交えてお互い自由に意見交換ができるので非常にありがたいです。これからも小諸で美味しいお米を作る人が増えるよう、自分の経験を若い人たちに伝えていきたいと思っています。
米作りは土づくりが基本です。小諸市御牧原の土はミネラルが豊富でもともと「土の力」がある土壌です。南向きの斜面で日当たりが良く、稲作に向いている土地だと思います。また高台にあるため雑排水が流れ込まず水も良好。夏はカエルやオタマジャクシもたくさんいます。美味しいお米ができる「御牧原」にちなみ「御牧原米」を銘柄米、ブランド米にしていきたいと思っています。自分としては次のコンクールでも金賞をとるのが目標です。