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(2024年7月24日)
かなざわ しのぶ 1982年軽井沢町生まれ 株式会社S・K花企画代表 長野県岩村田高等学校、山梨学院大学卒業 2009年株式会社S・K花企画に入社2018年代表に就任 長野県フラワーデザインコンテストにて長野県知事賞を3回受賞 2024年第32回技能グランプリ フラワー装飾競技で最高賞の内閣総理大臣賞受賞
花屋の長男として生まれましたが、小学4年生から高校卒業まで野球に打ち込み、岩村田高校ではキャプテンをするほど野球一筋の少年時代でした。花への興味も特になく、「花屋は女の子の仕事」という感覚があり、花屋であることが照れ臭いと思っていました。 転機になったのは高校3年生のとき。両親がフラワーデザインの全国大会に出場した際、男性が圧倒的に多く、フローリストのイメージがガラッと変わりました。両親ともに優勝したこともあり、「花の仕事はカッコいいな」と思うようになりました。家業を継ぐことを意識して大学は商学部で学び、卒業後はフローリスト養成校に1年通って基礎知識を学びました。在学時の海外研修でヨーロッパの花文化に魅了され、より深く学びたいとドイツに留学。日本とは文化や歴史背景が異なり、日常生活に花があふれ、男性が当たり前のように花束を持って歩いている光景が新鮮でとても素敵でした。
月に1回小学生までの子どもを対象にしたアレンジメント教室を開催しています
ドイツから帰国した27歳のときに両親が経営する株式会社S・K花企画に入社し、2018年に代表に就任しました。「花一輪から感動をデザインし、豊かな心を育むフラワーカンパニー」を理念に掲げ、花と向き合ってきました。 コロナをきっかけに、改めて自社のブランディングや地域社会への貢献などを視野に入れながら会社づくりを行いたいと思うようになりました。お店のファンを増やして花のある生活を楽しんでいただくため、自社アプリを導入。また、お花のサブスク「魔法の花瓶」のサービスも始めました。花は自然にあるだけで美しいですが、手をかけてより価値のあるものにし、「誰かの心を動かす」ことこそが花屋としての使命だと思っています。
金澤さんの作品
花の価値を高めるためにコンテストには積極的に出場してきました。デザインをするとき、根底にあるのは「花が好き」という気持ちです。好きな花をより良いものにするために花と向き合い、観察する時間を大切にしています。今回大賞を受賞した技能グランプリの他に、長野県生花商業協同組合主催のフラワーコンテストで長野県知事賞を3回受賞しました。2000年に父親がチャンピオンになった「JFTD花キューピットフラワーコンテストジャパンカップ」にも出場。2022年は6位、23年は3位、24年は4位に入賞しました。フローリストとしてトップになることは、花の価値を高めることができる人間として評価された証だと思うので、今後もチャンピオンを目指して挑戦していきたいです。 「花はきれい」という気持ちは小さい頃から多くの人が持っている感覚だと思います。花を見て生まれる感動は、豊かな心を育み、人を思いやる心となります。その心が広がれば、世界はもっと笑顔であふれ平和になると思っています。大袈裟かもしれませんが、花にはその力があると信じています。花で人の心を動かし、人を思いやれる社会を作っていく、そんな会社にしていきたいです。
月刊ぷらざ編集部(株式会社信州広告社)
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かなざわ しのぶ 1982年軽井沢町生まれ 株式会社S・K花企画代表 長野県岩村田高等学校、山梨学院大学卒業 2009年株式会社S・K花企画に入社2018年代表に就任 長野県フラワーデザインコンテストにて長野県知事賞を3回受賞 2024年第32回技能グランプリ フラワー装飾競技で最高賞の内閣総理大臣賞受賞
野球少年からフローリストに
花屋の長男として生まれましたが、小学4年生から高校卒業まで野球に打ち込み、岩村田高校ではキャプテンをするほど野球一筋の少年時代でした。花への興味も特になく、「花屋は女の子の仕事」という感覚があり、花屋であることが照れ臭いと思っていました。 転機になったのは高校3年生のとき。両親がフラワーデザインの全国大会に出場した際、男性が圧倒的に多く、フローリストのイメージがガラッと変わりました。両親ともに優勝したこともあり、「花の仕事はカッコいいな」と思うようになりました。家業を継ぐことを意識して大学は商学部で学び、卒業後はフローリスト養成校に1年通って基礎知識を学びました。在学時の海外研修でヨーロッパの花文化に魅了され、より深く学びたいとドイツに留学。日本とは文化や歴史背景が異なり、日常生活に花があふれ、男性が当たり前のように花束を持って歩いている光景が新鮮でとても素敵でした。
月に1回小学生までの子どもを対象にしたアレンジメント教室を開催しています
花で人の心を動かす
ドイツから帰国した27歳のときに両親が経営する株式会社S・K花企画に入社し、2018年に代表に就任しました。「花一輪から感動をデザインし、豊かな心を育むフラワーカンパニー」を理念に掲げ、花と向き合ってきました。 コロナをきっかけに、改めて自社のブランディングや地域社会への貢献などを視野に入れながら会社づくりを行いたいと思うようになりました。お店のファンを増やして花のある生活を楽しんでいただくため、自社アプリを導入。また、お花のサブスク「魔法の花瓶」のサービスも始めました。花は自然にあるだけで美しいですが、手をかけてより価値のあるものにし、「誰かの心を動かす」ことこそが花屋としての使命だと思っています。
金澤さんの作品
花を通して社会に貢献したい
花の価値を高めるためにコンテストには積極的に出場してきました。デザインをするとき、根底にあるのは「花が好き」という気持ちです。好きな花をより良いものにするために花と向き合い、観察する時間を大切にしています。今回大賞を受賞した技能グランプリの他に、長野県生花商業協同組合主催のフラワーコンテストで長野県知事賞を3回受賞しました。2000年に父親がチャンピオンになった「JFTD花キューピットフラワーコンテストジャパンカップ」にも出場。2022年は6位、23年は3位、24年は4位に入賞しました。フローリストとしてトップになることは、花の価値を高めることができる人間として評価された証だと思うので、今後もチャンピオンを目指して挑戦していきたいです。 「花はきれい」という気持ちは小さい頃から多くの人が持っている感覚だと思います。花を見て生まれる感動は、豊かな心を育み、人を思いやる心となります。その心が広がれば、世界はもっと笑顔であふれ平和になると思っています。大袈裟かもしれませんが、花にはその力があると信じています。花で人の心を動かし、人を思いやれる社会を作っていく、そんな会社にしていきたいです。