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(2022年3月25日)
さくらい はるき 2001年上田市生まれ 長野県上田千曲高等学校卒業後、株式会社S・K花企画に入社 入社3年目の2021年12月、技能五輪全国大会フラワー装飾部門に出場し最高賞の金賞を受賞
高校卒業後にS・K花企画に入社しました。高校は電子機械科だったのですが、父親が上田市で花屋「フローリスト桜屋」を営んでいることもあり、花の世界に進むことを決めました。S・K花企画の金沢茂会長は父親の師匠で、親子共に大変お世話になっています。ときどき父親の店の手伝いをすることもあったので花には馴染みがありましたが、最初は花の種類もデザインの良し悪しも全く分かりませんでした。この世界に入り、毎日花に触れているうちに好きになっていきました。1年目は主に配達や納品を担当し現場を覚え、2年目からはご注文いただいたアレンジメントや花束の制作の仕事をしながら、技術を身につけていきました。
金賞を受賞した作品のひとつ。花だけでなく茎や葉も美しく見えるようにデザインしました
入社2年目の2020年、初めて技能五輪全国大会に出場し銅賞を受賞。3年目の2021年はさらに上を目指して挑戦しました。フラワー装飾部門は、「花束」「ブライダルブーケ」「テーブルアレンジメント」をそれぞれ制限時間内に制作し、技術を競います。当日使う花材と資材が事前に提示されるので、同じものを用意して試行錯誤しながらデザインを考えました。そのほかにテーマ・花材・資材が当日発表されるサプライズ競技もあり、人に頼らないその場での判断力や技術力が必要でした。会長をはじめ、先輩方に指導していただきながら休日や仕事終わりの時間を使い毎日練習に励みました。
大会本番は事前練習のおかげかプレッシャーはなく、あまり緊張もしませんでした。他の人が見渡せる一番後ろの席だったのもラッキーでした。心配していたサプライズ競技は空間を装飾する「ウィンドウディスプレイ」でしたが、これが一番緊張せずにできました。作品は花以外の茎や葉も美しく見せながら、花を逆さに活けるなど見せ方も工夫しました。自分の技術を上げるために出場しましたが、会社の名前を背負っているので情けない結果にだけはならないようにしたいと思っていました。金賞が取れたときは嬉しいと同時にほっとしました。最高賞の名に恥じないように、気を引き締めてこれからの仕事に取り組んでいきたいと思っています。
普段は佐久店に勤務しています。店舗での販売のほか、ブライダルの会場装飾、企業の受付花、開店祝い花なども手がけます
アレンジで心がけているのは、花一輪でも美しく、一つひとつの花をきれいに見せること。お客様の要望を聞き、贈る相手に合わせたアレンジになるようコーディネートします。お客様が満足し、喜んでいただけるのが嬉しく、やりがいを感じます。4月には後輩が入り、教える立場になります。今以上に自分に厳しく妥協せずに、自分の色を出していきたいと思っています。S・K花企画は「お花の価値をクリエイトする。そのために技術ある花屋を目指す」をスタッフビジョンとしているので、日々技術を磨き、大会にも積極的に出場していきたいです。会長や父親が内閣総理大臣賞を受賞している国内最高峰のフラワーデザインコンテスト「ジャパンカップ」にも出られるようなフローリストになるのが目標です。将来は実家を継ぎ、多くの人に愛される花屋を目指します。
月刊ぷらざ編集部(株式会社信州広告社)
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さくらい はるき 2001年上田市生まれ 長野県上田千曲高等学校卒業後、株式会社S・K花企画に入社 入社3年目の2021年12月、技能五輪全国大会フラワー装飾部門に出場し最高賞の金賞を受賞
周囲に導かれ花の世界へ
高校卒業後にS・K花企画に入社しました。高校は電子機械科だったのですが、父親が上田市で花屋「フローリスト桜屋」を営んでいることもあり、花の世界に進むことを決めました。S・K花企画の金沢茂会長は父親の師匠で、親子共に大変お世話になっています。ときどき父親の店の手伝いをすることもあったので花には馴染みがありましたが、最初は花の種類もデザインの良し悪しも全く分かりませんでした。この世界に入り、毎日花に触れているうちに好きになっていきました。1年目は主に配達や納品を担当し現場を覚え、2年目からはご注文いただいたアレンジメントや花束の制作の仕事をしながら、技術を身につけていきました。
技能五輪で金賞を受賞!
金賞を受賞した作品のひとつ。花だけでなく茎や葉も美しく見えるようにデザインしました
入社2年目の2020年、初めて技能五輪全国大会に出場し銅賞を受賞。3年目の2021年はさらに上を目指して挑戦しました。フラワー装飾部門は、「花束」「ブライダルブーケ」「テーブルアレンジメント」をそれぞれ制限時間内に制作し、技術を競います。当日使う花材と資材が事前に提示されるので、同じものを用意して試行錯誤しながらデザインを考えました。そのほかにテーマ・花材・資材が当日発表されるサプライズ競技もあり、人に頼らないその場での判断力や技術力が必要でした。会長をはじめ、先輩方に指導していただきながら休日や仕事終わりの時間を使い毎日練習に励みました。
大会本番は事前練習のおかげかプレッシャーはなく、あまり緊張もしませんでした。他の人が見渡せる一番後ろの席だったのもラッキーでした。心配していたサプライズ競技は空間を装飾する「ウィンドウディスプレイ」でしたが、これが一番緊張せずにできました。作品は花以外の茎や葉も美しく見せながら、花を逆さに活けるなど見せ方も工夫しました。自分の技術を上げるために出場しましたが、会社の名前を背負っているので情けない結果にだけはならないようにしたいと思っていました。金賞が取れたときは嬉しいと同時にほっとしました。最高賞の名に恥じないように、気を引き締めてこれからの仕事に取り組んでいきたいと思っています。
普段は佐久店に勤務しています。店舗での販売のほか、ブライダルの会場装飾、企業の受付花、開店祝い花なども手がけます
多くの人に愛される花屋に
アレンジで心がけているのは、花一輪でも美しく、一つひとつの花をきれいに見せること。お客様の要望を聞き、贈る相手に合わせたアレンジになるようコーディネートします。お客様が満足し、喜んでいただけるのが嬉しく、やりがいを感じます。4月には後輩が入り、教える立場になります。今以上に自分に厳しく妥協せずに、自分の色を出していきたいと思っています。S・K花企画は「お花の価値をクリエイトする。そのために技術ある花屋を目指す」をスタッフビジョンとしているので、日々技術を磨き、大会にも積極的に出場していきたいです。会長や父親が内閣総理大臣賞を受賞している国内最高峰のフラワーデザインコンテスト「ジャパンカップ」にも出られるようなフローリストになるのが目標です。将来は実家を継ぎ、多くの人に愛される花屋を目指します。