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(2013年12月28日)
●佐久商工会議所会頭 樫山 徹さん
1948年佐久市野沢生まれ 長野県野沢北高校、中央大学理工学部卒 2010年11月~2013年10月佐久商工会議所副会頭、2013年11月1日同会頭就任 長野吉田工業株式会社、ウインテック株式会社社長 佐久市工場協会会長
生まれも育ちも佐久市野沢。小学生の頃は冬になると毎日、凍った田んぼで下駄スケートをはいて遊んでいました。夏は千曲川で泳いだり、畑を走り回ったり。今よりずっとのどかな時代、佐久の自然の中で活発に遊び回っていたことを思い出します。
大学時代は東京に出て管理工学を専門に学んだ後、大阪の旧松下電工で2年半ほど修業。その後故郷に戻り、家業を手伝っていましたが、父親が早くに亡くなったため、32歳で社長業を継ぐことになりました。もともと化粧品容器の成形や組み立てを行ってきた会社ですが、そのノウハウを生かして、ペットボトルなどのプラスチック容器の成形などへも手を広げてきました。ものづくりの世界では攻めの姿勢が大切。変化する需要に応え、提案していかないと、すぐに停滞してしまいますから。修業時代や社長就任後も、いろいろな方のご支援をいただきながら苦しい時も乗り越えることができました。
11月に7代目の佐久商工会議所会頭に就任しました。父親が2代目、兄が6代目を務めたので、縁があるのかもしれませんね。
今後はまず、市とも協力して、これから佐久で起業を目指す人への支援を積極的に行いたいと考えています。若い起業家が安くスペースを借りたり、融資を受けられたりできるインキュベーション施設を充実させられれば、新しい可能性が生まれてくるのではないでしょうか。
次に医療と商工の連携、農業と商工の連携を図ること。3月に佐久総合病院の佐久医療センターが市街地にオープンしますが、そこで生まれる周辺的な仕事、たとえば介護用品や設備、医療機器の開発や販売などから、商工業の発展に結び付きます。また、佐久ケーキ職人の会が地元の果物を使った新商品づくりに取り組んでいるように、地元の農産物を使った地産地消の新しい製品は、佐久の新しい魅力になると思います。
佐久は自然に恵まれた住みやすい土地です。観光面でも、中山道の歴史を掘り起こしスポットを当てたり、煮こじそばなどの郷土料理の開発、観光ガイドの養成などに取り組んだりして、外から佐久に来る人へ、どんどん良いところを知ってほしいですね。観光用の電気自動車「オカーゴ」も、イベントごとに知られてきたので、活用していきたいと思います。
休日には趣味のゴルフを楽しんでいます。佐久近辺には眺望の良いゴルフ場が多くて、気持ちよくプレーできますよ。修業時代に初めてアメリカへひとり旅に出かけてから、海外旅行にもよく出かけるようになりました。30代の頃には研修旅行のついでにマレーシアやタイなどへ立ち寄ることが多かったのですが、今は年に一度、妻と一緒にヨーロッパや東南アジアをゆっくり回ることが楽しみになっています。
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1948年佐久市野沢生まれ 長野県野沢北高校、中央大学理工学部卒 2010年11月~2013年10月佐久商工会議所副会頭、2013年11月1日同会頭就任 長野吉田工業株式会社、ウインテック株式会社社長 佐久市工場協会会長
愛する地元でモノづくりに励む
生まれも育ちも佐久市野沢。小学生の頃は冬になると毎日、凍った田んぼで下駄スケートをはいて遊んでいました。夏は千曲川で泳いだり、畑を走り回ったり。今よりずっとのどかな時代、佐久の自然の中で活発に遊び回っていたことを思い出します。
大学時代は東京に出て管理工学を専門に学んだ後、大阪の旧松下電工で2年半ほど修業。その後故郷に戻り、家業を手伝っていましたが、父親が早くに亡くなったため、32歳で社長業を継ぐことになりました。もともと化粧品容器の成形や組み立てを行ってきた会社ですが、そのノウハウを生かして、ペットボトルなどのプラスチック容器の成形などへも手を広げてきました。ものづくりの世界では攻めの姿勢が大切。変化する需要に応え、提案していかないと、すぐに停滞してしまいますから。修業時代や社長就任後も、いろいろな方のご支援をいただきながら苦しい時も乗り越えることができました。
11月に7代目の佐久商工会議所会頭に就任しました。父親が2代目、兄が6代目を務めたので、縁があるのかもしれませんね。
今後はまず、市とも協力して、これから佐久で起業を目指す人への支援を積極的に行いたいと考えています。若い起業家が安くスペースを借りたり、融資を受けられたりできるインキュベーション施設を充実させられれば、新しい可能性が生まれてくるのではないでしょうか。
次に医療と商工の連携、農業と商工の連携を図ること。3月に佐久総合病院の佐久医療センターが市街地にオープンしますが、そこで生まれる周辺的な仕事、たとえば介護用品や設備、医療機器の開発や販売などから、商工業の発展に結び付きます。また、佐久ケーキ職人の会が地元の果物を使った新商品づくりに取り組んでいるように、地元の農産物を使った地産地消の新しい製品は、佐久の新しい魅力になると思います。
佐久は自然に恵まれた住みやすい土地です。観光面でも、中山道の歴史を掘り起こしスポットを当てたり、煮こじそばなどの郷土料理の開発、観光ガイドの養成などに取り組んだりして、外から佐久に来る人へ、どんどん良いところを知ってほしいですね。観光用の電気自動車「オカーゴ」も、イベントごとに知られてきたので、活用していきたいと思います。
休日には趣味のゴルフを楽しんでいます。佐久近辺には眺望の良いゴルフ場が多くて、気持ちよくプレーできますよ。修業時代に初めてアメリカへひとり旅に出かけてから、海外旅行にもよく出かけるようになりました。30代の頃には研修旅行のついでにマレーシアやタイなどへ立ち寄ることが多かったのですが、今は年に一度、妻と一緒にヨーロッパや東南アジアをゆっくり回ることが楽しみになっています。