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第45回全日本中学校陸上競技選手権大会       女子四種競技3位 土屋 ほのかさん

1つちや ほのか 2004年軽井沢町生まれ 軽井沢中学校3年生 小学1年生から陸上競技をはじめる今年の大会で女子100mハードル、四種競技で県中学生記録を更新 100mハードル・四種競技の2種目で全中陸上大会に出場 10月12日〜横浜で開催されるジュニアオリンピックに出場予定

 

親友と競い合いながら成長

軽井沢中部小学校の「陸上クラブ」に姉が入っていたこともあり、1年生の時に陸上を始めました。小学生の頃はハードルと幅跳びで大会にも出ましたが、低学年の頃は成績もそこそこ。陸上クラブには幼稚園から一緒の友人 市村彩美さんもおり、いつも彼女と競い合いながらやってきました。陸上の全国大会へは県の1位の選手しか出場できません。6年生の時に彩美さんが1位で全国に行き、自分は2位で出場できないということがありました。すごく悔しくて、「中学では絶対に全国に行く!」という思いを持って陸上部に入りました。彩美さんは良きライバルであり親友です。

 

良きライバルで親友の市村さんとは小さい頃から切磋琢磨してきました

良きライバルで親友の市村さんとは小さい頃から切磋琢磨してきました

長野県中学生記録を更新

中学校の部活と並行して、陸上のクラブチーム「軽井沢A&AC」にも所属しています。クラブチームの先生とも相談して、中学2年生からハードルと四種競技(100mハードル ・ 砲丸投 ・ 走高跳 ・ 200m走の合計得点で競う競技)に転向しました。放課後は学校の部活で練習し、火・木曜はクラブの朝練、水曜は夜練、土日はクラブの練習に参加しています。学校には競技場と同じゴムの100m走路があるので、スパイクを履いて練習することができます。軽井沢A&ACの専用練習場には雨天走路があり、冬でも練習ができます。冬は寒いですが、天候・気候に関係なく結果を出さないといけないので、毎日練習をしています。1週間ほぼ休みはないけれど、じっとしていられないタイプなのでちょうどいいです。今までも辛いことを越えると必ずいいことがあったので、ポジティブに取り組んでいます。
今年、ハードルと四種競技の両方で県中学生記録を更新することができました。クラブの先生にも「塗りかえてこい!」と言われていたので、記録更新を意識して臨んだ結果、実現できたので良かったです。

 

全国大会で3位に

現在身長は161㎝。 「陸上は背が高いほうが有利なのでもう少しほしいかな」

現在身長は161㎝。「陸上は背が高いほうが有利なのでもう少しほしいかな」

8月の全日本中学校陸上競技選手権大会に出場しました。ハードルは準決勝敗退でしたが、四種競技は3位に入ることができました。昨年はハードル準決勝敗退、四種競技6位だったので順位を上げることができました。四種競技は最後の種目の200m走まで気持ちを切らさずに臨まないと点数に響くのでとにかく集中して臨みました。競技会で意識していることはウォーミングアップから自分の中でひとりになり、その競技にロックオンして集中すること。結果が出せたのも良かったのですが、気持ちの面でも強くなれたと思います。1・2年生の時に悔しい思いと嬉しい思いをたくさん経験できたおかげで、次へ次へという前向きな気持ちになれたと思います。
10月12日から横浜で行われるジュニアオリンピックに出場します。早生まれなのでひとつ下の学年での出場になります。相手選手のほとんどが2年生なので3年生らしくしっかり勝負したいです。自己ベストを出し、表彰台に登るのが目標です。
高校でも陸上をやると決めていますが、それから先はまだわかりません。陸上のおかげで楽しく充実した生活が送れているので、これからも結果を残せるよう頑張りたいと思います。