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第41回小中学生競技かるた選手権福井大会 小学3年生の部 優勝 高洲 千菜さん

01 たかす ちな 2009年佐久市田口生まれ 田口小学校3年生 5歳から「佐久やこのはな会」で競技かるたを始める 小学1年生で全国競技かるた大会に初出場、翌年にも出場し小学2年生以下の部で優勝 第41回小中学生競技かるた選手権福井大会小学3年生の部優勝

 

姉兄とかるた遊び

両親が競技かるたの選手で、競技かるたサークル「佐久やこのはな会」の代表を務めているため、姉や兄も幼い頃から競技かるたをしていました。3つ年上の姉が競技かるたを始める時に、当時5歳だった自分も一緒に参加するようになりました。兄弟4人でかるたをするときには、佐久っ子かるたを使ったり、普通のかるたを数種類混ぜ合わせて取り合ったり、陣地を分けて一対一で戦ったりと、いろいろなスタイルで楽しんでいます。
競技かるたは百人一首を使います。最初に100枚の札を覚えたときは、家族みんなが覚えているので、やらされている感じが強かったのですが、兄が相手をしてくれたので自然と覚えることができました。

 

大会では常に優勝が目標

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競技に向かう姿は真剣そのもの。札を取るスピード感と豪快さも競技かるたの魅力です

小学1年生の時に初めて全国大会に出場しました。初めての大会は3位でしたが、2年生の時に優勝することができました。競技では置いてある札の場所を憶えて、最後まで集中して攻めないと負けてしまいます。1試合は1時間半ほどですが、大会はトーナメント方式のため、1日に5試合戦うこともあります。朝9時から夕方5時までずっと競技に集中しないといけないのでなかなか大変です。
始めたばかりの頃は体力も集中力も続かず、実践練習の途中でふざけたり遊んでしまうことがありました。しかし2018年8月の合宿で、2日間に11試合を体験した後、「もっと強くなりたい」と思うようになりました。今までも大会では優勝したいと思っていましたが、今は「大会に出たら絶対に優勝する」が目標です。目標ができたので、疲れていても休むことなく、弱音を吐かずに取り組めるようになりました。
練習は週2回。水曜日の夕方5時半から9時、土曜日は午前9時から夕方5時まで丸一日練習しています。「佐久やこのはな会」には小学生から大人まで所属しているので色々な人と対戦できます。練習時間は長いけれど、一番好きなことが競技かるたなので練習はいつも楽しみです。決まり字(下の句が特定できる上の句の文字)を聞き、すばやくきれいに取れた時、大きく札を払って取れた時はとても気持ちがいいです。

 

 

将来はクイーンになりたい

百人一首で一番好きな句は「かささぎのわたせるはしに おくしもの しろきをみれば よぞふけにける」です。この句は織姫と彦星が出会う天の川のことを詠んでいます。七夕が近い7月4日が誕

 

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多くの大会でトロフィーを獲得しています

生日なのでこの句が好きです。歌の内容を連想しながら憶えたので、札を取る時に内容をイメージしながら取ることもあります。かるたの次に好きなのは食べること。母が働いてい

 

るかぼちゃ農園でとれたかぼちゃがとても美味しいので、かぼちゃ料理が大好きです。学校の授業では算数が得意です。

 

3月には「全国小中学生競技かるた選手権」があります。昨年は小学2年生以下の部で優勝したので、今年は3年生の部で優勝を目指します。母は高校選手権(団体戦)で優勝経験があり、自分もこれからたくさんの優勝経験を重ね、高校生になったら高校選手権優勝、そのあとはクイーン(競技かるたの女性日本一)になりたいです。