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カーリング選手 荻原 詠理さん・遠藤 佑真さん

sb-01おぎはら えり

2003年軽井沢町生まれ 長野清泉女学院中学高等学校中学部1年生 5歳からカーリングをはじめる 2014年第31回日本カーリング選手権大会に最年少の11歳で出場 ペアカーリング日本代表として遠藤君とともに2018年の平昌オリンピック出場を目指す

 

目指すは平昌オリンピック

軽井沢でペンション経営をしている家に生まれ、国内外のカーリング選手の受け入れもしていたため、小さい頃から世界の一流選手に接して育ちました。軽井沢で開催された国際大会を見たときに、「自分もやってみたい」と思い、5歳から競技を始めました。
カーリングといえば4人制が一般的ですが、今挑んでいるのは、平昌オリンピックの正式種目に決定したミックスダブルスという2人制の競技です。小学5年生のときに50代の方と組んで日本選手権に出場しましたが、オリンピック種目になったのをきっかけに佑真君に声をかけました。小さい頃から一緒に競技をしてきたので、ふたりで大会に出るのが夢でした。
ミックスダブルスは、投げた後、自分も一緒に氷を掃いてストーンをコントロールするため、体力が必要です。体力面では、9年間続けてきた空手が役に立っています。戦略を立てるのが得意な自分と、体力のある佑真君、お互いの長所を生かしながら欠点をフォローし合える、とても良い関係です。大会前は、それぞれの目標、さらにチームの目標を決めて、それらを達成できるよう意識して試合に臨んでいます。
目指すは2018年の平昌オリンピック出場。期待されるのは嬉しいけれど、内心ビビっているのも事実。「中学生が頑張っているな!」と見る人を元気にするような活躍をしたいと思っています。

                                       

えんどう ゆうま

2002年福島県生まれ 神奈川県湯河原町立湯河原中学校1年生 父の転勤により小学1年〜4年まで軽井沢で過ごし小学1年生からカーリングをはじめる 2015年第24回日本ジュニアカーリング選手権3位

被災地で暮らす祖父母のためにも

小学1年生のときに父の転勤で軽井沢に引っ越し、近所に住んでいた詠理ちゃんに「カーリング楽しいよ」と勧められたのをきっかけにカーリングを始めました。
スポーツが大好きで、小学生の頃は、野球や水泳も得意でした。小学4年生のときに神奈川に引っ越すことになりましたが、カーリングを続けたいと思い、神奈川県のカーリング協会に所属しました。山中湖での練習やカナダ合宿に参加したりして、スキルアップを続けてきました。
神奈川に移ってからも、いつかふたりでチームを組むのが夢でした。2月には念願かなって、中学1年生の最年少コンビで日本ミックスダブルス選手権大会に出場。カーリングは年齢制限がなく、実力次第でオリンピックにも出場できるので、経験を積み結果を残したいと思っています。
詠理ちゃんはカーリングも勉強もできるけれど、自分は勉強が苦手です(笑)。その分スポーツに力を入れ、練習に励んでいます。今は海の近くに住んでいるので、体力作りのトレーニングも兼ねて、ライフセービングをしています。夏になると朝・昼・夕方の1日3回海で泳ぎ、冬はプールで毎日4㎞泳いでいます。
祖父母が福島に住んでいますが、被災地の人たちにも、自分たちの頑張っている姿を見てもらいたいと思っています。応援してくれる人たちに恩返しができるような、良い結果を残していきたいです。

 

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幼馴染のふたりはプライベートでも仲良し。休憩中はおしゃべりが弾みます

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軽井沢アイスパークを拠点に練習をしています