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ジュニアレスリング選手 井上 いまりさん

sin01いのうえ いまり 2006年佐久市岩村田生まれ 岩村田小学校5年生 小学校1年生からレスリングを始める 2017年3月11日に行われた全国少年少女選抜レスリング選手権小学4年生26キロ級にて優勝 2016年の夏季大会に続き2冠 3月の大会では兄の雄星くん(浅間中1年) も優勝している

 

強い兄に憧れて

小学1年生の時に佐久市レスリング教室クラブに入りました。2つ年上のお兄さんが習っていたので、3歳の頃から自然と教室を訪れるようになり、練習を見ているうちに、自分もやってみたいと思うようになりました。年長の年のお正月に家族みんなが一年の目標を発表したのですが、その時の内容が「レスリングを頑張ること」。お母さんは驚いていましたが、「それなら一緒に頑張ろう」と4月から教室に入ることになりました。教室に入ったばかりの頃は、どうしていいか分からず、練習中に泣いてしまったことも。お母さんが一緒に走ったり、体操をしたりしてくれたおかげで練習にも慣れ、続けることができました。

 

sin03全国大会で2冠を達成

大会には1年生の頃から出ていましたが、3年生までは負けてばかり。1回戦負けのことが多かったです。何度も悔しい思いをしましたが、3年生の3月に出場した関東甲信越大会で優勝。レベルの高い大会だったので、そこから少し自信が持てるようになりました。昨年夏の全国大会では初優勝。この時の決勝戦の相手は1度負けたことのある選手だったので、不安が大きかったのを覚えています。自分にとって2回目の出場となる今回の全国大会(3月開催の全国少年少女選抜レスリング選手権)は、以前に対戦したことのある選手が決勝戦の相手だったため、少し不安でしたが、優勝できると信じて臨みました。先生には「とにかく攻めることが大事」と言われているので、ポイント1回を取られたら2回取り返すつもりで前に出る試合をしました。試合前はすごく緊張したけれど、優勝して金メダルを獲得。みんなの応援と、「おめでとう」の言葉、加えて同じ大会でお兄さんも優勝したため嬉しさ倍増の大会となりました。

 

強くなりたいから練習する

練習は週5日で、平日は夕方5時半から7時まで、土日は2時から4時まで。平日は学校が終わってから練習なので大変です。走ったりロープを登ったりの体力トレーニングで体をほぐしてから、基本の打ち込み(2人1組でタックル練習)をします。練習はきつくて、今でもやめたいと思うことがあります。つらくてやめたいと何度も思うけれど、「強くなりたい」。練習しないと強くなれないので、頑張って続けています。

以前は走るのが遅かったのですが、レスリングを始めてから足が速くなり、小学校のリレーの選手にも選ばれるようになりました。重たい物が持てるようになったり、身体能力が高くなったり、レスリングを始めて良かったことはたくさんあります。

 

目標はクイーンズ大会で優勝sin02

目標は女子だけの大会「クイーンズカップ」で優勝すること。5・6年生が一緒に戦うのでレベルが高く、今年は1回戦負けでした。次回は優勝したいと思っています。

学年が上がり練習も厳しくなりましたが、この先ずっと続けるかはまだ分かりません。お父さん、お母さんも応援してくれるので、6年生までは頑張ろうと思っています。家では友達と遊んだり、絵を描いたりするのが好きです。レスリング以外のこともいろいろやってみたいと思っています。