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(2011年2月1日)
第10回毎日パソコン入力コンクール全国3位大井 遥香さん1995年8月佐久市生まれ 2008年高瀬小を卒業し、浅間中学校入学同年よりパソコン部に所属 09年第9回毎日パソコン入力コンクール全国大会ホームポジション部門第5位 10年12月に第10回となる同大会で3位入賞
毎日パソコン入力コンクールは、英文や和文、数字・記号など17の部門ごとにキーボード入力の速さ・正確さ、タイピングの技術を競う大会です。予選となる6月大会と秋季大会の上位成績者が全国大会に出場するのですが、昨年の出場者数は6月大会が12万3016名、秋季大会では12万6832名で、このうちから各部門たった10名が選ばれるという狭き門です。今回出場したホームポジション部門は、一般的なパソコン用キーボードを使い、正しいポジショニングで2段目から4段目までの文字を使った課題を入力していくもの。全国大会では1分間に218文字を入力し、ミスは5か所、合計213点を獲得。練習では1分間に300文字から400文字打つこともあるので、自己ベストのような早い記録ではありませんでしたが、ミスが少なかったことが全国3位入賞につながりました。調子がいい時と悪い時で、指の温度も変わってくるのですが、本番では緊張していたものの、あたたかく感じる指先でなめらかに打てました。
パソコンを初めて触ったのは、中学校でパソコン部に入ってから。最初は、将来に役立つし、上下関係も厳しくなさそうと、軽い気持ちで入った部活動でした。部内では、各自が自由にタイピングの練習をしたり、ゲームを作ったりしていて、その中で顧問の先生が教えてくれたホームポジションでのタイピングがおもしろく、日によっては2時間も3時間も練習していました。はじめのうちはキーボードの上に箱をおいて、キーが見えないようにして打つなど、キー操作に慣れる工夫も、当時の先生に教えてもらいました。2年生の時には、初めて全国大会に出場。5位入賞を果たしましたが、大会の進行もわからないまま、戸惑っているうちに終わってしまった印象でした。昨年は他の参加者のぴりぴりした雰囲気が伝わってきて、不安になっていましたが、今年は他の人を気にせずにいられました。別部門に出る高校生の人たちと話ができたのも、緊張がほぐれてよかったかもしれません。昨年の経験を生かせたことも、今回の好成績につながりました。全国大会の出場者には、3歳や4歳からタイピング塾に通っている人も多いといいますが、大井さんが練習するのは学校でのみ。自宅でパソコンにさわることは、ほとんどなく、部活でダウンロードした課題練習ソフトを使い、何度も打ち込みました。大会をひかえた9月以降、好調不調の波も自分で把握しながら、1日に4回、5回と課題をこなして、調子を整えていきました。
課題の打ち込みをスムーズにこなす指先は、実はピアノも得意です。保育園の年中から10年間続けていて、合唱部のコンクールでは、伴奏に友情出演するほど。「何でもさらりとこなしちゃうんですよ」と教頭の清水先生が感心するように、創立50周年を迎える年の生徒会役員としても、さまざまな学校行事にたずさわってきました。高校では部活として続けていくつもりはないそうですが、将来もパソコンを使って仕事がしたいと考えています。親の影響もあって、歯科衛生士などに興味があるとか。大会を終えたこれからは、大好きなSMAPのテレビを息抜きがわりにしつつ、さらに先の目標に向かって、勉強にはげむ毎日です。
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大井 遥香さん
1995年8月佐久市生まれ 2008年高瀬小を卒業し、浅間中学校入学同年よりパソコン部に所属 09年第9回毎日パソコン入力コンクール全国大会ホームポジション部門第5位 10年12月に第10回となる同大会で3位入賞
トップクラスのタイピング技術
毎日パソコン入力コンクールは、英文や和文、数字・記号など17の部門ごとにキーボード入力の速さ・正確さ、タイピングの技術を競う大会です。予選となる6月大会と秋季大会の上位成績者が全国大会に出場するのですが、昨年の出場者数は6月大会が12万3016名、秋季大会では12万6832名で、このうちから各部門たった10名が選ばれるという狭き門です。
今回出場したホームポジション部門は、一般的なパソコン用キーボードを使い、正しいポジショニングで2段目から4段目までの文字を使った課題を入力していくもの。全国大会では1分間に218文字を入力し、ミスは5か所、合計213点を獲得。練習では1分間に300文字から400文字打つこともあるので、自己ベストのような早い記録ではありませんでしたが、ミスが少なかったことが全国3位入賞につながりました。調子がいい時と悪い時で、指の温度も変わってくるのですが、本番では緊張していたものの、あたたかく感じる指先でなめらかに打てました。
パソコンを初めて触ったのは、中学校でパソコン部に入ってから。最初は、将来に役立つし、上下関係も厳しくなさそうと、軽い気持ちで入った部活動でした。部内では、各自が自由にタイピングの練習をしたり、ゲームを作ったりしていて、その中で顧問の先生が教えてくれたホームポジションでのタイピングがおもしろく、日によっては2時間も3時間も練習していました。はじめのうちはキーボードの上に箱をおいて、キーが見えないようにして打つなど、キー操作に慣れる工夫も、当時の先生に教えてもらいました。
2年生の時には、初めて全国大会に出場。5位入賞を果たしましたが、大会の進行もわからないまま、戸惑っているうちに終わってしまった印象でした。昨年は他の参加者のぴりぴりした雰囲気が伝わってきて、不安になっていましたが、今年は他の人を気にせずにいられました。別部門に出る高校生の人たちと話ができたのも、緊張がほぐれてよかったかもしれません。昨年の経験を生かせたことも、今回の好成績につながりました。
全国大会の出場者には、3歳や4歳からタイピング塾に通っている人も多いといいますが、大井さんが練習するのは学校でのみ。自宅でパソコンにさわることは、ほとんどなく、部活でダウンロードした課題練習ソフトを使い、何度も打ち込みました。大会をひかえた9月以降、好調不調の波も自分で把握しながら、1日に4回、5回と課題をこなして、調子を整えていきました。
中学生活を満喫しながら
課題の打ち込みをスムーズにこなす指先は、実はピアノも得意です。保育園の年中から10年間続けていて、合唱部のコンクールでは、伴奏に友情出演するほど。「何でもさらりとこなしちゃうんですよ」と教頭の清水先生が感心するように、創立50周年を迎える年の生徒会役員としても、さまざまな学校行事にたずさわってきました。
高校では部活として続けていくつもりはないそうですが、将来もパソコンを使って仕事がしたいと考えています。親の影響もあって、歯科衛生士などに興味があるとか。大会を終えたこれからは、大好きなSMAPのテレビを息抜きがわりにしつつ、さらに先の目標に向かって、勉強にはげむ毎日です。