ぷらざINFO/この街の仲間たち

アンサンブル軽井沢

仲間たち597年目を迎えたクラシック合奏団

05年の軽井沢大賀ホール誕生を機に結成された「アンサンブル軽井沢」は、社会人主体のクラシック合奏団で、自主企画のコンサートや軽井沢町民オペラの伴奏などで着々とキャリアを重ねています。
隔週火曜日の夜、東信地区に住む約10名のメンバーが軽井沢中央公民館に集まり、熱のこもった練習に励んでいます。

 

小さなアンサンブルならではの魅力

「アンサンブルは一人一人の音がよく聴こえるので、オーケストラとは違った魅力があります。その分個人の責任が重く、演奏会のたびに猛反省していますが…(笑)」と語るのは、クラリネットの一法師陽子さん。チェロの堤裕介さんも「本気で音楽を追求したい人にとって、ここはとても貴重な居場所になっていると思います」と話します。
東信地区では弦楽器を演奏する人が限られているため、編成が管楽器に偏ってしまうことが最大の悩みだそうです。他の楽器のために書かれた譜面を演奏することもしばしばで、そのためにはふだんから相当個人練習を積んでおかなくてはなりません。「それでも、全員で意見を出し合いながらコツコツと音楽表現を磨きあげてゆく緊張感と達成感は格別で、結成以来静かな情熱が続いてきた理由も、そこにあるのだと思います」と、代表の猪狩喜永さん。

仲間たち 練習風景わが街のオーケストラを目指して

合奏団の発起人でもある事務局長大畑晃利さんは、「軽井沢大賀ホールは、音響的にも小編成オーケストラにぴったりの空間だと思います。このアンサンブルが育っていくことで、いつかホールにふさわしい上質なオーケストラが誕生することでしょう。『肩のこらない名曲と手頃な料金で、仕事帰りにコンサート』そんな光景が当たり前になる日を夢見て、これからも邁進していきたいと思います」と熱く語ってくれました。
「音楽を一生の友とし、常に最大限の努力を怠らない」そんな信念で結束する頼もしい音楽仲間たちに、わが町のオーケストラの芽を大切にはぐくんでいってほしいですね。

 

●お問い合わせは
☎090-4462-3862(事務局 大畑)