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長野県佐久平総合技術高等学校 測量部

仲良し女子チームで楽しく活動

日本学校農業クラブ連盟主催の「平板測量競技会部門」に出場している長野県佐久平総合技術高等学校測量部。現在部員は3年生4人と2年生3人の総勢7人。常に笑いが絶えない仲良しメンバーのため、結束力も高いです。 ある先輩が畜産部ヤギ班と測量部を兼部しており、その先輩の手際の良さに憧れて入部を決めたという現在の部員たち。 先輩方は2023年の全国大会で最優秀賞という成績を収め、佐久平総合技術高等学校初の快挙を達成しました。現在は憧れの先輩を目指し、「全国大会最優秀賞」に向けて練習に励んでいます。

7月まで畜産部ヤギ班と兼部していた部員たち。「ヤギの毎日の世話との両立は大変でしたが、充実していました。今は測量一筋です」と話します

 

測量技術を競う大会に出場

測量部以外にも資格試験や進学のための勉強も並行しながら忙しく活動しています

平板測量は今ではほとんど使われていない測量方法ですが、測量の基本を学ぶには有効な技術です。練習では、全国大会の基準に準じた杭をグラウンドに打ち込み、測量をします。また、出来上がった図面を使い、面積を図ったり製図をすることで技術を磨いています。 部長の片井かんなさんは、「平板測量競技は体力と集中力を使うのでとても疲れます。1次作業で誤差があると2・3次作業に影響が出てしまうこともあり1次作業は特に慎重に行い、誤差が出たときは原因がわかるまで調べたり図り直したりする」と言います。

目指すは全国大会2連覇!

顧問の古畑先生は同校着任5年目。1年目はコロナ禍で大会も開催されず部員もいなかったそうですが、2年目から1年生を勧誘し大会に出場。3年連続で県大会最優秀賞を果たしました。授業では測量に触れていない生徒たちですが、部活動として、全国大会最優秀賞を目指して一生懸命練習しています。活動では「測量を楽しむ」ことを重視し、「集中力」「協調性」「探究心」を学んでほしいと考えています。 2024年8月の長野県大会で最優秀賞を受賞し、大会4連覇を達成。10月に岩手県で行われる全国大会への出場も決まりました。地元の応援を糧に今後の活躍が期待されます。