ぷらざINFO/この街の仲間たち

小諸市立小諸東中学校 陸上競技部

全員で一緒に練習する時間は少ないですが、一人ひとりが自分の目標に向かって頑張ることでお互いを刺激し合っています

個々の目標達成のために

小諸東中学校陸上競技部は、現在40名で活動しています。小学生の頃に地元の陸上クラブに所属し、ライバルとして切磋琢磨してきた選手同士が、今度は同じ部の仲間として活動するということも多いようです。

陸上競技には様々な種目がありますが、どの競技を選択するかは部員の希望や適性を顧問の先生と相談しながら決めていきます。柔軟や筋トレは部員全員で一緒に行いますが、それ以外は競技や種目ごとに練習内容が違うので、それぞれで日々の目標や課題を設定し、自分のペースで練習をしています。

 

限られた時間の中

少ない練習時間を工夫し、4人で勝ち取った全国大会5位入賞

コロナ禍で4月から6月まで学校での練習ができなくなり、例年は2週間に1度程度のペースで開催されている大会や記録会も多くが中止となりました。そんな中で夏の初め頃、7月に3年生のための記録会、9月に新人戦などの大会が行われることが決まり、部員たちはそれぞれの大会に向けて練習を再開。学校で練習ができない期間は自宅周辺など限られた環境の中で工夫をしながらトレーニングを積み重ねました。

2020年8月に行われた選考会では、男子4×100mリレーで優勝し長野県の代表に。10月に神奈川県で開催された全国中学生陸上競技大会では長野県中学生記録を更新し5位入賞を果たすことができ、短い時間の中で積み上げてきたものが形となりました。

 

尊敬される先輩として

現在はオフシーズンとなり、部活動の時間も少なくなっていますが、1・2年生は先輩たちが培ってきたトレーニング方法を参考に、全国大会出場など大きな目標を掲げて来年度を見据えた練習に励んでいます。

「上級生は下級生にとって陸上競技の記録目標になっていることはもちろんですが、日々の生活面においても尊敬されているようで、先輩たちのようになりたいと憧れて入部する部員もいます」と顧問の川俣先生。部員一人ひとりが目標に向かって力強く進んでいく時間はこれからも続きます。