ぷらざINFO/この街の仲間たち

アンサンブル ノワイエ

  今までにない異色ユニットで

もともと長野県小諸高等学校音楽科の同窓生だった町田さん・蓬田さん・山本さんの3人。卒業後はそれぞれ別の大学に進学しました。2015年、東御市文化会館で開催された地元出身の音大生による演奏会へ出演の依頼をされたことをきっかけに、初めて3人で集まって演奏をしました。トランペット・サクソフォン・ピアノというなかなか見かけないトリオに新鮮さと可能性を感じ、アイデアが溢れた3人はトリオで演奏会に出演することに。その後も3人で東信地域を中心に長野県内や東京でも演奏活動を行っています。

活動ユニットの名前「アンサンブル ノワイエ」は、3人の生まれ育った地域の特産「くるみ」にちなんで名づけられました。「地元を愛し、地元に愛されるユニット」を目指して日々活動しています。

左から山本直哉さん・町田莉佳さん・蓬田奈津美さん。「日常の中にあたたかい気持ちを添えるような時間を皆さんと分かち合えたら」と3人

 

  3人で協力し合いながら

「アンサンブル ノワイエ」のレパートリーはクラシック音楽やジャズ、演歌など多岐に渡ります。この3種類の楽器の組み合わせでの市販の楽譜はあまり無いため、演奏曲のほとんどを自分たちでアレンジして演奏しています。大変な部分もありますが、様々な挑戦をする中で新たな音楽との出会いもあり、お互いに助け合いながら作業を進めています。

リハーサルも「どうしたらより良い響きを観客に届けることができるのか」と、3人で試行錯誤しながら行います。1曲1曲に手間がかかりますが、その分愛情を込めて作り上げていく楽しさがあると言います。

 

  地元で愛される音楽活動を

高校時代、音楽漬けの毎日を送った仲間。阿吽の呼吸で感じることも

東信地域でのコンサートに出演することが多いですが、自主企画演奏会「みんなのわくわくコンサート」を開催。また、今年は新しいコンサートの企画もあり、今まで以上に地元の人に音楽を届けたいと張り切っています。

「アンサンブル ノワイエは聴いてくださる方との心の距離が近いあたたかなコンサートを目指しています。演奏会に来た方がお帰りの際に笑顔を見せてくださる時が一番嬉しいです」と蓬田さん。今後も観客に笑顔と素敵な音楽の時間を届けてくれることでしょう。