ぷらざINFO/この街の仲間たち

アームレスリングチーム 春乃腕

腕相撲を競技として楽しむ

専用の競技台を使い、公式ルールで行う競技腕相撲アームレスリング。「春乃腕」は、代表の堀川翔矢さんとアームレスリングの全国大会で優勝経験のある増岡小春さんが、2023年1月に立ち上げた佐久穂町のチームです。現在正規メンバーは3人ですが、県内の他のチームの仲間も活動に加わり、週に1度練習に励んでいます。

アームレスリングは北海道から沖縄まで全国各地にチームがあり、世界的にも人気のある競技。競技人口は世界で1億人超とも言われています。日本での大会は高校生部門からあり、年齢制限がないので、80代の選手が出場するなど、長く楽しめるのも魅力です。

女性も男性も一緒にアームレスリングを楽しむ仲間を募集中。「ストレス発散にも最適ですよ」と代表の堀川さん。詳細はインスタ「春乃腕」で検索

力がなくても勝てる

毎週木曜日18〜21時に佐久穂町茂来館で練習を行っています

アームレスリングの面白さは「力が全てではなく、スピードとテクニックがあれば力がなくても勝てるところ」と語るのは由井達也さん。キャリア20年以上、全日本大会にも出場経験のあるベテラン選手です。一瞬で勝敗が決まることもあれば、5分、10分と勝負が続くこともあり、細かい技やテクニックも勝敗の鍵となる奥の深い競技だといいます。

練習では経験者が初心者の相手となり、長所を伸ばす攻め方をアドバイス。代表の堀川さんはパーソナルトレーニングの資格を持っているので、テクニックだけでなく安全で効果的な筋肉の使い方も指導。ベテランになると、手を握った瞬間に相手がどう動くのかわかるのだそうです。

仲間を増やしたい

週1度の練習の他に、地元の「さくほリビングマーケット」などに出店し、体験会も行っています。イベントがきっかけでアームレスリングに興味を持ち、「強くなりたい」「趣
味の登山に活かせるように上半身を鍛えたい」と入会したメンバーもいます。

今後の目標は「一緒に楽しむ仲間を増やし、大会に参加してメダルが取れるメンバーを輩出すること」と堀川さん。腕一本で楽しめる奥深い競技の魅力を広めるべく、これからも練習に励みます。