ぷらざINFO/この街の仲間たち

佐久アコーディオン愛好会

  仲間と長く続けてきた活動

「佐久アコーディオン愛好会」の発足は50年以上前に遡ります。様々な場でアコーディオン演奏を聴いてその魅力にはまり、アコーディオンを習いたいと思っていたメンバーが知り合いなどに声を掛けて愛好会を発足。仕事や育児による活動の中断や、メンバーの入れ替わりもありましたが、演奏することを楽しみながら長い間活動を続けています。

現在は60〜70代の7人で活動。佐久市を中心に東信各地から毎週土曜日に佐久市にある練習拠点に集まり演奏の技術を磨いています。

「アコーディオンを楽しむ方を募集しています!一緒に演奏しませんか」と仲間たち。今後は小諸市のシニア教室や地元の敬老会などでも披露します

  演奏会やボランティアで披露

2023年7月には佐久市市民創錬センターで「第22回長野県アコーディオンフェスティバル」を3年振りに開催しました。他にも東信地区の敬老会や介護施設、児童館、保育園でボランティアとして披露することもあるそうです。近年は演奏を披露する機会が少なかったのですが、現在は地域の演奏依頼も増え、少しずつにぎやかな活動の日々が戻り、やりがいを感じています。

披露する曲は「真珠採りのタンゴ」「小雨降る径」など、アコーディオンのための楽曲に加えて、童謡や歌謡曲などの伴奏をすることも。アコーディオンを聴いてもらうだけでなく、時にはお客さんと一緒に歌い、会場全体で音楽を楽しんでいます。

 

  和音の調べは努力の調べ

「長野県アコーディオンフェスティバル」では、多くの方に聴いていただきました

アコーディオンは、一人でも楽しむことができる楽器のため、イベントなどでも独奏で披露する人が多く、佐久アコーディオン愛好会のように複数人で演奏する団体は少ないそうです。メンバーは「大勢でやるといろいろな演奏ができ、和音ができて綺麗な音に仕上がる。それが楽しみ。練習の合間のおしゃべりも練習に参加するひとつのきっかけです」と話します。

歌が歌える、譜面無しで即興の伴奏ができるなど、多才なメンバーですが、演奏の幅を広げたいと長野市戸隠で行われるプロ奏者の公開レッスンにも意欲的に参加しています。アコーディオンの美しい音色を聴衆に届けるメンバーの研鑚はこれからも続いていきます。