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(2023年9月29日)
2012年、旧小諸市立図書館が改築の為閉館になった際に記念イベントが開催されました。イベントの企画に参加したボランティアの中から「朗読の基礎をもっと勉強したい」という声があがり、当時小諸市立野岸小学校で図書館司書をされていた故・和田嘉壽子さんに朗読の指導を依頼し、朗読「わ」の会を結成。現在は代表の東さんを中心に小諸市に住む5人で活動しています。
11月18日市立小諸図書館にてお話会を開催。信州児童文学会誌掲載の童話「かりんとう」も朗読予定。「本をより好きになるきっかけになったら」と仲間たち
「小諸児童文学の会」が、各地区に口頭で伝わる民話についてまとめ、約40年前に出版された「むかしの話 小諸に民話」を朗読に使用する際、この本についてより深く知りたいと考えたメンバーが「小諸児童文学の会」の方から本を作られた苦労話や願いを聞く中で、「『むかしの話 小諸の民話』を朗読「わ」の会で後世に伝えていってほしい」と託され、「小諸の民話を語り継ぐ朗読「わ」の会」と名前を変え、本の朗読と民話を語り継ぐ活動を行うようになりました。
高齢者施設で朗読を行った際は、はじめは眠そうにしていた方が自分の地区に伝わる民話を聞いたとたん、自分が生まれ育った地域での様子を生き生きと話し出しました。また、小学校で披露した際は、自分が住んでいる地区に伝わる民話について子どもたちが興味を持ち、民話を題材にした紙芝居や演劇を披露するなど、様々なことに取り組んだクラスもあリました。出会いの仲間は、民話が少しずつ広まってゆく様子を嬉しく感じているそうです。
毎月市立小諸図書館で「おはなし玉手箱」としてお話会に参加。本の魅力を伝えています
朗読「わ」の会の仲間たちは、「おはなし玉手箱」のメンバーとしても活動。市立小諸図書館で子ども向けの読み聞かせ、高齢者福祉施設や地区の公民館などで、本の魅力や地域の民話を広めるお話会や朗読会を開催しています。「これからも本や民話の楽しさ・魅力を通して、心豊かになるお手伝いができれば」「民話を通して、小諸に生きた人々の苦労や喜びを知り、これからを生きる力にしてほしい」と仲間たち。これからも地域の人に本や小諸の民話の魅力を伝えてゆくことでしょう。
月刊ぷらざ編集部(株式会社信州広告社)
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自己流でなく心に響く朗読を
2012年、旧小諸市立図書館が改築の為閉館になった際に記念イベントが開催されました。イベントの企画に参加したボランティアの中から「朗読の基礎をもっと勉強したい」という声があがり、当時小諸市立野岸小学校で図書館司書をされていた故・和田嘉壽子さんに朗読の指導を依頼し、朗読「わ」の会を結成。現在は代表の東さんを中心に小諸市に住む5人で活動しています。
11月18日市立小諸図書館にてお話会を開催。信州児童文学会誌掲載の童話「かりんとう」も朗読予定。「本をより好きになるきっかけになったら」と仲間たち
地元の民話を通して本に親しむ
「小諸児童文学の会」が、各地区に口頭で伝わる民話についてまとめ、約40年前に出版された「むかしの話 小諸に民話」を朗読に使用する際、この本についてより深く知りたいと考えたメンバーが「小諸児童文学の会」の方から本を作られた苦労話や願いを聞く中で、「『むかしの話 小諸の民話』を朗読「わ」の会で後世に伝えていってほしい」と託され、「小諸の民話を語り継ぐ朗読「わ」の会」と名前を変え、本の朗読と民話を語り継ぐ活動を行うようになりました。
高齢者施設で朗読を行った際は、はじめは眠そうにしていた方が自分の地区に伝わる民話を聞いたとたん、自分が生まれ育った地域での様子を生き生きと話し出しました。また、小学校で披露した際は、自分が住んでいる地区に伝わる民話について子どもたちが興味を持ち、民話を題材にした紙芝居や演劇を披露するなど、様々なことに取り組んだクラスもあリました。出会いの仲間は、民話が少しずつ広まってゆく様子を嬉しく感じているそうです。
本の楽しさ・魅力を広めたい
毎月市立小諸図書館で「おはなし玉手箱」としてお話会に参加。本の魅力を伝えています
朗読「わ」の会の仲間たちは、「おはなし玉手箱」のメンバーとしても活動。市立小諸図書館で子ども向けの読み聞かせ、高齢者福祉施設や地区の公民館などで、本の魅力や地域の民話を広めるお話会や朗読会を開催しています。「これからも本や民話の楽しさ・魅力を通して、心豊かになるお手伝いができれば」「民話を通して、小諸に生きた人々の苦労や喜びを知り、これからを生きる力にしてほしい」と仲間たち。これからも地域の人に本や小諸の民話の魅力を伝えてゆくことでしょう。