ぷらざINFO/この街の仲間たち

手作りおもちゃ楽しみ隊

  活動を多くの人に広めたい

2010年頃から小諸市内でおもちゃの修理をボランティアで行っていた「おもちゃなおし隊こもろ」。おもちゃ修理と同時に、学童クラブなどに出向き、子どもや親子向けの手作りおもちゃ教室も開催していました。しかし、活動拠点としていた小諸市ボランティアセンターの移転やコロナ禍により活動停止状態に。そんな中、佐久市子ども未来館からの「こどもワクワクフェスタ」の参加依頼や、県立こども病院へのおもちゃプレゼントの依頼などが続いたのをきっかけに、2021年8月に手作りおもちゃ作りをメインとした「手作りおもちゃ楽しみ隊」を新たに発足させました。現在は小諸・佐久・御代田に住む60代の4人が集まり活動しています。

「できる人ができるときに無理せず対応することを大切にしています。一緒に活動する仲間も募集中です!」と仲間の皆さんと橋本さん(左)

 

  身近にある材料で楽しめる

手作りおもちゃの良さは、牛乳パックやトイレットペーパーの芯など身近にあるものを使い、使う人が自分自身で作り、壊れても自分で修理し、新しいものへ簡単に作り直せること。子どもだけで作ることもできますが、親と子、祖父母と孫など世代間のコミュニケーションのきっかけづくりになることもあります。

手作りおもちゃ教室で作るおもちゃは、「見ていて動きがあるもの」「自分たちが作って楽しいもの」「なるべく費用がかからないもの」を基準にし、気軽に楽しめるように心がけています。

 

  人とのつながりを大切に

家にあるもので作る、世界にひとつしかない自分だけの手作りおもちゃ

コロナ禍で予定されていたイベントが中止になるなど、なかなか活動の輪が広がらない状況にもどかしさを感じていた時期もありました。以前からお世話になっている「まちの縁側育みプロジェクトながの」佐久支部の橋本さんをはじめ、様々な場面で出会った人たちが活動を広げるきっかけをくださり、県内各所で活動するようにもなりました。佐久市で開催されている「のざわ山門市」ではクラフト店を出店し活動をPRしています。

「活動をスタートさせたのは一緒に手作りおもちゃを楽しむ仲間がいたから。今後は他の団体とコラボしたり、イベントを計画したり、手作りおもちゃの楽しさを伝えていけたら」と仲間たち。会場を訪れる人たちも自分自身も楽しく笑顔になる活動はこれからも続きます。