ぷらざINFO/この街の仲間たち

手話ダンスサークル

  音楽を目とリズムで楽しむ

もともと地元でボランティア活動をしていた鬼久保さん。福祉施設に訪問した際、聴覚に障がいを持つ方と知り合い、より触れ合うことが出来たら…と手話の勉強を始め、それをきっかけに手話ダンスとも出会いました。
楽曲の歌詞を手話と全身を使った踊りで表現することで、踊る人も見る人も元気にする手話ダンスに惹かれた鬼久保さんは、一緒に楽しむ仲間を増やそうと2000年4月に「手話ダンスサークル」を発足させました。現在は60代から80代の6人が月に1度佐久市浅科公民館に集まり活動しています。

「手話ダンスをすることで、心も体も元気になれます。一緒に楽しむ仲間も募集中です!」と仲間の皆さん。様々な経験をしたからこそ表現できることも

 

  手話と踊りを一緒に

「花は咲く」の曲に合わせ、心を込めて手話ダンスを踊ります

手話ダンスは、手話を使って歌詞を表現し、楽曲に合わせて踊るものです。聴覚に障がいのある人も一緒に見て踊ることで音楽が理解できるようになっています。手話を学んだことがない人でも、振り付けを覚える過程で自然と手話を身に付けることができます。また、手話が分からない人も歌詞を目で見て理解できるので、音楽がより心に届きやすくなるそうです。
「手話ダンスサークル」では、「さんぽ」「小さな世界」「涙そうそう」「ふるさと」など、小さな子どもから年配の方まで楽しめる曲を取り入れています。踊りを覚えるのは大変ですが、全身を使って踊ることで健康を保ち、若々しくいられるのだそうです。

 

 

  手話ダンスの輪を広げたい

ボランティア活動として福祉施設などで披露することもあり、仲間の皆さんは「行った先でたくさんの笑顔を見られることがとても嬉しく、自分たちもエネルギーを貰っています」と言います。
「手話ダンスは、単に踊って音楽を表現するだけではなく、歌詞を手話にすることで自分の気持ちや感情を乗せることができる。手話ダンスをもっと多くの人に知ってもらいたい」と鬼久保さん。笑顔を絶やさずに踊ることで元気になり、踊るために元気でいるという相乗効果の高い活動の中で、みなさん元気いっぱい楽しまれています。