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(2021年3月25日)
平面の書の世界が立体的に変わることでより芸術性が高まります。「篆刻・刻字について興味のある方は、ぜひ見学に来てください」と仲間の皆さん
30年以上前に佐久創造館で篆刻・刻字の講座が開講され、受講した人たちの中から、より深く篆刻や刻字について学びたいという仲間が集まり、昭和62年に篆創会が発足しました。現在は佐久や御代田、軽井沢から足を運ぶ14人が、第2土曜の午後に佐久創造館で、作品展や展覧会などそれぞれの目標に向けて創作活動を行っています。
書道や日本画の落款印として使われることもある篆刻。まず作品を作るために題材(文字)を決め、書体字典などで文字を調べた後、デザインを決定し、柔らかい石(印材)に文字を反転させたものを書き写し、彫り上げます。小さな四角形の中に文字を納め、シンプルに朱と白で文字の美しさを表現していきます。 一方、刻字は亀の甲羅に文字を刻む甲骨文が起源とも言われています。自分が選んだ題材を筆で書き、別の紙に輪郭部分を複写。複写したものを木の板などに貼り、文字の中や周りを彫っていきます。彫ったものに色を付け、立体感や彩色で文字を表現します。 どちらも自分でデザインしたものを作り上げていく楽しさがあり、篆書についての知識が必要とされるため、学ぶことが大切だと言います。
静かな空間で、集中して個々の課題と向き合います
月に1度の活動では、主に一番の基礎となる篆書の「書く」部分を中心に練習します。作品にしたい題材や、課題として出されているものを、条幅紙や半紙に書き、講師に確認していただきます。仲間が1ヶ月の間に練習してきたものを鑑賞することもあり、より良い作品に仕上げようとお互い刺激し合う場面もよく見られます。 「篆刻も刻字も、最初に下書きとして自分で書いたものを作り上げていく過程で修正できるという利点がある。どちらにも自分の表現したいことを追求し、形にしていく面白さがある」と講師の倉澤昂雲さん。これからも篆刻と刻字の魅力をより多くの人に伝えていきたいそうです。
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平面の書の世界が立体的に変わることでより芸術性が高まります。「篆刻・刻字について興味のある方は、ぜひ見学に来てください」と仲間の皆さん
篆刻・刻字に魅了されて
30年以上前に佐久創造館で篆刻・刻字の講座が開講され、受講した人たちの中から、より深く篆刻や刻字について学びたいという仲間が集まり、昭和62年に篆創会が発足しました。現在は佐久や御代田、軽井沢から足を運ぶ14人が、第2土曜の午後に佐久創造館で、作品展や展覧会などそれぞれの目標に向けて創作活動を行っています。
文字を立体的に表現する
書道や日本画の落款印として使われることもある篆刻。まず作品を作るために題材(文字)を決め、書体字典などで文字を調べた後、デザインを決定し、柔らかい石(印材)に文字を反転させたものを書き写し、彫り上げます。小さな四角形の中に文字を納め、シンプルに朱と白で文字の美しさを表現していきます。
一方、刻字は亀の甲羅に文字を刻む甲骨文が起源とも言われています。自分が選んだ題材を筆で書き、別の紙に輪郭部分を複写。複写したものを木の板などに貼り、文字の中や周りを彫っていきます。彫ったものに色を付け、立体感や彩色で文字を表現します。
どちらも自分でデザインしたものを作り上げていく楽しさがあり、篆書についての知識が必要とされるため、学ぶことが大切だと言います。
静かな空間で、集中して個々の課題と向き合います
より技術を高めるため
月に1度の活動では、主に一番の基礎となる篆書の「書く」部分を中心に練習します。作品にしたい題材や、課題として出されているものを、条幅紙や半紙に書き、講師に確認していただきます。仲間が1ヶ月の間に練習してきたものを鑑賞することもあり、より良い作品に仕上げようとお互い刺激し合う場面もよく見られます。
「篆刻も刻字も、最初に下書きとして自分で書いたものを作り上げていく過程で修正できるという利点がある。どちらにも自分の表現したいことを追求し、形にしていく面白さがある」と講師の倉澤昂雲さん。これからも篆刻と刻字の魅力をより多くの人に伝えていきたいそうです。