ぷらざINFO/この街の仲間たち

軽井沢お手玉の会

  昔遊びを一緒に楽しむ

「軽井沢お手玉の会」は、軽井沢町が開催していたお手玉教室に参加したメンバーが、教室終了後もお手玉やけん玉など昔遊びの楽しさを地域の人に伝えていこうと2010年4月に発足しました。

現在は60代から80代の16人が活動し、軽井沢町内の保育園や小学校、高齢者施設に伺ったり、町内のイベントに参加したり、昔遊びを通じて様々な年代の人たちと交流をしています。

「ベテランが揃っていますが、昔遊びは年齢や体力に関係なく一緒に楽しめるのが魅力です。一緒に楽しむ若い人たちも募集しています!」と仲間の皆さん

  年齢に合わせた工夫

保育園や高齢者施設で使用するお手玉の形は、昔ながらの丸い形から少し変化した、誰でも握りやすい細長い俵形のものやホックで連結できるタイプなど、いろいろな工夫がされています。イベントでは参加者にお手玉の作り方を教えたり、お手玉だけではなく、けん玉やコマ、おはじき、ゴム飛びなど懐かしい遊びを行うこともあるそうです。

保育園ではお手玉やゴム飛びなど全身を動かす遊びを取り入れ、小学校では一緒に遊ぶだけではなく、ぶんぶんゴマを作るなど、年齢や会場に合わせて活動しています。昔の遊びをしながら、手先や体を動かすことで脳を活性化させ、集中力を身につけることを大切にしています。

 

  後世に残していきたい

メンバーも参加する人も一緒に笑顔になれるのが楽しみのひとつです

高齢者施設に伺い、入居者の方と交流をした際には、「幼い頃こんな遊びもした」と、違う遊びを教えていただくこともあるそうで、伺った先々で出会った人たちからたくさんのパワーや刺激を貰っています。メンバーの一人は「昔遊びを一緒に楽しむことで、たくさんの人の笑顔が見られる瞬間が一番楽しい」と言います。

「ここ数年は高齢者施設などに伺っての交流ができないなど、思うような活動ができないこともありました。これからも昔遊びを伝えてゆく活動を長く続け、もっと若い世代にも伝えていきたい。一緒に活動する若い仲間も増やしていけたら」と仲間の皆さん。幅広い世代の人たちと笑顔溢れる時間はこれからも続くことでしょう。