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(2013年4月30日)
「長野県農村生活マイスター」とは、地域農業の振興や、農業経営、農家の生活の向上に意欲的な女性農業者を県知事が認定する制度のこと。平成4年に始まり、認定を受けた女性農業者たちは、自分の住む地域で食育活動や農業研修など積極的に活動してきました。そして平成24年1月、「古い行政区にとらわれず新佐久市に住む女性農業者を束ねたい」という想いを持つ旧佐久市、旧望月町、旧臼田町、旧浅科村に住む会員が中心となって発足させたのが「佐久市農村生活マイスターの会」です。
会員は佐久市に住む50代~70代の女性農業者24名。最初の活動として、佐久の伝統食・行事食のレシピ本「母から子へ 孫へ伝える佐久の味」を一から作り上げ、平成25年1月に発行。A4判のカラー冊子で、子どもや孫に伝えたい105の故郷の味が写真とレシピで紹介されています。一般市民、女性農業団体、学校関係に無料で2000部配布したところ、大好評で3月には全て配り終わりました。
レシピ本作成の中心となったのは、上原悦子さん、篠原美知子さん、土屋やよいさん、鈴木やよいさん、井出道子さん。「佐久に伝わる農村の食文化が消えかけているように感じます。各家庭で作って食べてもらえれば、子どもたちが成長した時にも、食文化として残っていくはず」。そんな想いから、子孫に残したい郷土食を募り選びました。「レシピ本を作る過程で、同じ料理でも家庭ごとに作り方や材料が少しずつ違うことに驚きました。作り方を教えたり教わったりしながら、皆が講師となって料理を作り、それにまつわる思い出話などもとびだしたりして、試食もしました。レシピ本に取り組んだことで、会員の気持ちが同じ方向を向き、より一層結束が高まりました」とのこと。 最近では「料理を教えに来て欲しい」と、学校などから依頼もあるとか。レシピ本にコメントしている佐久の「おこびれ=おやつ」は、その土地で季節に取れる食材を無駄なく使いきる知恵。会員は「そんな知恵と技術を伝えて行きたい」と熱い志を持って活動しています。
●お問い合わせは ☎0267-62-5388 (会長 上原さん)
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「長野県農村生活マイスター」とは、地域農業の振興や、農業経営、農家の生活の向上に意欲的な女性農業者を県知事が認定する制度のこと。平成4年に始まり、認定を受けた女性農業者たちは、自分の住む地域で食育活動や農業研修など積極的に活動してきました。そして平成24年1月、「古い行政区にとらわれず新佐久市に住む女性農業者を束ねたい」という想いを持つ旧佐久市、旧望月町、旧臼田町、旧浅科村に住む会員が中心となって発足させたのが「佐久市農村生活マイスターの会」です。
レシピ本で母から子へ
会員は佐久市に住む50代~70代の女性農業者24名。最初の活動として、佐久の伝統食・行事食のレシピ本「母から子へ 孫へ伝える佐久の味」を一から作り上げ、平成25年1月に発行。A4判のカラー冊子で、子どもや孫に伝えたい105の故郷の味が写真とレシピで紹介されています。一般市民、女性農業団体、学校関係に無料で2000部配布したところ、大好評で3月には全て配り終わりました。
レシピ本作成の中心となったのは、上原悦子さん、篠原美知子さん、土屋やよいさん、鈴木やよいさん、井出道子さん。「佐久に伝わる農村の食文化が消えかけているように感じます。各家庭で作って食べてもらえれば、子どもたちが成長した時にも、食文化として残っていくはず」。そんな想いから、子孫に残したい郷土食を募り選びました。「レシピ本を作る過程で、同じ料理でも家庭ごとに作り方や材料が少しずつ違うことに驚きました。作り方を教えたり教わったりしながら、皆が講師となって料理を作り、それにまつわる思い出話などもとびだしたりして、試食もしました。レシピ本に取り組んだことで、会員の気持ちが同じ方向を向き、より一層結束が高まりました」とのこと。
最近では「料理を教えに来て欲しい」と、学校などから依頼もあるとか。レシピ本にコメントしている佐久の「おこびれ=おやつ」は、その土地で季節に取れる食材を無駄なく使いきる知恵。会員は「そんな知恵と技術を伝えて行きたい」と熱い志を持って活動しています。
●お問い合わせは
☎0267-62-5388
(会長 上原さん)