ぷらざINFO/この街の仲間たち

KSB(岸野・消防・防災) サポート隊

15名の頼れる仲間たち

火事や災害時に駆けつけてくれる地域の消防団。この秋、岸野地区の消防団員OBら15名によるKSBサポート隊が結成されました。KSBは、岸野・消防・防災の頭文字。文字通り、自分たちの住んでいる隣近所で火事や災害があった時に真っ先に駆けつけ、消防団OBとしての経験を活かしながら必要なサポートを行うことを目的としています。消防団OBは、現役時代に訓練を受け、経験も豊富。年齢的に勤めも一段落した仲間たちなので、緊急時に比較的柔軟に出動できるのです。「自分たちの技能と経験を、地域の安心・安全のために活かしたい」そんなボランティア精神を持つ仲間たちが集まって活動を始めました。

隣近所、顔見知りだからこそのサポート

東日本大震災の後、防災についての関心が社会的にも高まりました。災害時には、隣近所の助け合いが明暗を分けることもあります。KSBサポート隊は、まさに顔見知りだからできるサポートを軸にしています。
災害には、火災、水害、地震などがあります。ひとたび災害が起こると、多くの人が救援に駆け付けますが、“顔見知り”がいると現場で人が動きやすくなり、初期作業がスムーズに進むのだそうです。また、その土地に長く住んでいる人だから知っている土地の特徴などは、災害時に的確な判断をする上でとても役立ちます。その地区の特徴をよく知る、経験豊富な人が現場にいち早く駆けつけたなら、効果的な作業ができるのです。隊員は、地域でそんな役割を果たしたいと考えています。

地域へ恩を返すボランティア活動

最近増えている認知症のお年寄りの捜索などにも、地元に住んでいるからこそ知っている昔ながらの道、山道などの情報が役立っています。「長年、自分たちの仕事や消防団の活動ができたのは、地域の皆さんの支えがあったから。自分たちの経験を活かして地域に恩返ししたい」という有志たち。活動の約束は、あくまでも自主的なボランティア活動。現役の消防団や地区の自主防災組織と連携を取り合い、地域の人たちと顔を合わせてコミュニケーションしながら、安心・安全に寄与したいと考えています。

 

●お問い合わせは
☎0267-62-6698
(事務局 碓氷さん)