ぷらざINFO/この街の仲間たち

野沢少年野球クラブ

 地区ごとのチームを一つに

1980年頃、佐久市野沢地区では各地区の育成会ごとに野球チームが活動していました。しかし年々メンバーの数が減少していき、1997年には5チームに。それぞれのチームの監督と相談の末、「地域の子どもたちが野球を楽しみながら、持てる力を出し切れるような環境を作ろう」とチームを1つにまとめ、1998年4月にスポーツ少年団「野沢少年野球クラブ」が発足しました。

現在は野球が上手くなりたいという小学1年生から6年生19人が週末に野沢小学校グラウンドなどに集まり練習をしています。選手の保護者が指導者として関わるなど、親と子が一緒になって目標に向けて活動しています。

「地域の皆様からの応援があり、野沢少年野球クラブがあります。これからも応援よろしくお願いします!」と仲間たち

 

 目標を達成し全国大会出場

毎年年明けの練習初めには、野沢小学校から地元の成田山薬師寺へ走り参りを行い、一人ひとりが今年の目標を発表します。2021年には「全国大会出場」を目標に掲げたメンバーが多く、目標達成に向けてコツコツと練習をしてきました。その結果、6月に開催された高円宮賜杯第41回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント長野県大会で初優勝し、全国大会出場を実現させました。

8月に新潟で行われた全国大会では、惜しくも2回戦で敗退してしまいましたが、選手にとっては多くを学ぶことができた大会になりました。保護者や指導者にとっても、子どもたちが大きな舞台でプレーする姿を見ることができたのはとても良い経験になりました。

 

 目標に向けて一緒に進む

日頃の感謝の気持ちを込めて、グラウンドや周辺の清掃活動も行います

幅広い年齢の選手が活動しているので、仲間を思いやること、色々なことに一生懸命に取り組むことを大切にしています。また、指導者や保護者が連携し、より良い活動ができるように情報交換を行っています。

「それぞれの技術が向上した時、指導をしてきて良かったと感じます。個々の差はありますが、できなかったことができるようになるのを見守るのは楽しいです」と代表の清水さん。これからも仲間同士で切磋琢磨しあいながら次の目標に向けて進んでいくことでしょう。