ぷらざINFO/この街の仲間たち

佐久飛翔館

練習は毎週火曜と金曜の19時~21時。対象は小学1年生以上ですが、相談により園児で参加している子どももいます

少年剣士が元気に活動!

佐久市小田井で武道具用品店「翔武道」を営む櫻井一博さんが平成28年に立ち上げた剣道教室。メンバ―は佐久市内の小学校に通う1年生から6年生まで約20人。5月に行われた佐久鯉まつり佐久市民剣道大会では、個人、団体ともに上位入賞を果たし、更なる高みを目指し週2回の練習に励んでいます。
佐久飛翔館では櫻井さん以外にも数名の社会人剣士が指導者として練習に参加。指導者の一人原誉さんは、「飛翔館の子どもたちは強くなろうという思いが強い。足さばきや構え方など基本をきちんと教えて、大人になってからも恥ずかしくない剣道ができる子どもを育てたい」と力を込めます。

 

剣道をはじめて生活態度が向上

キャプテンを務めるのは6年生の中澤藍斗くん。指導者が不在のときもキャプテンが中心となり自主的にアップを行い、練習に取り組んでいます。3年生の時から教室に通う中澤くんは、「剣道を始める前の僕はゲームをして寝てばかり。でも今は食事の後にお皿を片付けたり、しっかり挨拶をしたり、普段の生活も前よりきちんとできるようになりました」と言い、指導する櫻井さんについて、「厳しいけれど、厳しいおかげで強くなれた。剣道以外ではめっちゃ明るくて楽しいです」と笑顔で話してくれました。

 

練習では上級生が入ったばかりの下級生に教える姿もありました

遠征でチーム力を強化

平日練習のほか、週末を利用して新潟県や山梨県など他県へ遠征に出向くことも。強い相手と戦うことで「もっと強くなりたい」という思いを引き出しています。遠征には親子で参加する方も多いと言い、「指導者の方は子どもが大好きで、剣道が終わると子どもと一緒に盛り上がっていて、とても楽しそう。子どもたちもそれが嬉しくて、厳しい練習でもついて行けるのだと思います」と保護者からの信頼も厚く、温かく見守っている様子でした。
剣道は生涯できるスポーツ。「子どもたちには長く剣道を続けてほしい」と願う櫻井さん。一方で勝負なので「勝つことが大事」と言い、「2027年長野県で開催予定の国体出場選手を育てたい」と野望も語ってくれました。