ぷらざINFO/この街の仲間たち

メロディア

右から大工原さやかさん、齋藤寧子さん、木内愛菜さん。メロディア結成5周年を記念して10月20日(日)午後2時から信州国際音楽村で「二台ピアノデュオコンサート」を開催

美しい音楽を届けたい

東信地方でピアノ教室を主宰する3人の女性ピアニストグループ「メロディア」。3人は「日本ショパン協会長野支部」の理事で(現在は大工原さんが支部長)、同協会の顧問を務める奥村美佳さんに師事。個々で演奏活動をしていましたが、2015年に「地元の東信地区に美しい音楽を届け、音楽が身近なものになるような活動がしたい」とグループを結成しました。現在は年1回のコンサートに加え、依頼に応じて様々な場所で演奏を披露しています。

 

困難があるから喜びが大きい

「音楽は美しいもの」と声を揃える3人。3人が大好きな美しい音楽を一人でも多くの人に届けたいという想いで演奏しています。ステージではピアノ2台での演奏のほか、1台のピアノをふたりで弾く4手連弾、3人で弾く6手連弾の曲も披露。「音が増えて華やかになるだけではなく、掛け合いなどもあるので、知っている曲でも新鮮に感じていただけると思います」と大工原さん。6手連弾の楽譜がない曲は、木内さんがアレンジをして譜面を作っています。
3人での活動について、「それぞれにこだわりがあるのでぶつかることも多いですが、お互いに補い合いながら美しい音楽にしていくことが醍醐味」と木内さん。齋藤さんは、「3人がともに勉強し続け、どうやったら聴く人に一番喜んでもらえるのかを大切にしている」と話します。大工原さんは、「ひとりでは経験できないことが経験できる。地元で頑張っている演奏家がいることを知っていただき、地域の活性化にもつながる活動をしていきたい」と話してくれました。

 

1台のピアノを3人で弾く6手連弾の様子

音楽に触れるきっかけに

コンサートでは聞き馴染みのあるクラシック曲を中心に日本の曲も取り入れクラシックは難しい、敷居が高いと思っている人にも気軽に楽しんでもらえるような内容にしています。「音楽の聴き方は自由なので聴いたままを感じてほしい。一人でも多くの方が音楽に触れられるきっかけになれば嬉しい」とこれからの演奏活動を楽しみにしている様子でした。