ぷらざINFO/この街の仲間たち

小諸商業高等学校 商業計算部

「商業計算部と聞くととても固いイメージがあるかもしれませんが、活動はとても楽しいです!」と笑顔の部員たち

先輩が築き上げた歴史ある部活動

小諸商業高等学校商業計算部は、過去に11回全国高等学校珠算・電卓競技大会に出場するなど実績のある部活動です。今年は1年生1名、2年生2名、3年生1名の4名で活動。全国大会出場、北信越大会出場、段位試験など、日々高い目標に向けて取り組んでいます。部員は高校に入学して初めて商業計算部を知り、先輩に誘われて入部したという仲間がほとんど。部員の1年生は入部後すぐに行われる県大会出場に向けて特訓するため、同じ学年の生徒たちよりも早く電卓技能が身に付くそうです。

 

それぞれの目標に向けて

珠算・電卓競技大会には、珠算の部・電卓の部があります。大会では体操競技のように、乗除算・見取算・応用計算を行う個人総合競技と、伝票算・読上算・読上暗算・応用計算のそれぞれで競う種目別競技があります。団体戦も行われ、個人総合競技の各校上位3名の合計得点で競い合います。
部活動時間は平日の2時間で、自分で設定した目標をクリアするための課題に取り組んでいます。競技会に出場した時に普段通りできるように、競技時間に合わせてタイマーをセットし一斉に問題を解いたり、時には仲間と話しながら電卓やそろばんをはじき右脳と左脳を同時に使いながら行うことも。
大会では競い合う他校とも交流を行い、それぞれの学校の仲間たちと教え合ったり競い合ったり、切磋琢磨する時もあります。

 

今年の全国大会での様子。長野県の代表として出場し、各県の代表と競い合いました

先輩から後輩に受け継がれて

部活動内の雰囲気について、「部員は自主性があり、顧問がいなくてもそれぞれが自分と向き合い活動しています。先輩が後輩の指導をしっかり行なっているので連続して上位大会に進むことができていると思います」と顧問の小林先生。11月2日には1・2年生が北信越大会出場をかけた県大会に出場します。「多くの方に商業計算部や部活動の楽しさを知ってもらい、より良い活動にしていけたら」と部員たち。自分と戦う日々はこれからも続きます。