ぷらざINFO/この街の仲間たち

瑠璃の会

11月2日に開催された「第7回ゆめいろコンサート」の出演者。温かい観客に見守られ、大盛況の中、無事終了しました

若い人たちに発表の場を

瑠璃の会は、毎年春または秋に開催されている「ゆめいろコンサート」の企画・運営を行っており、出演者の手配、チラシのデザインや配布、チケット販売、コンサート当日の会場運営、会計など、コンサートの裏方として活動し、演奏者を支えています。
コンサートの出演者は主に音楽大学を卒業後、地元で音楽の研鑽に励んでいる仲間たち。管・弦・ピアノ・声楽など、様々なジャンルで活動する傍ら、音楽以外の仕事に従事する人や若手からベテランまでいろいろな人が参加しています。

 

プロとしてステージに立つこと

代表の花里さんも声楽を学び、若い頃に色々な場所でご自身の歌声を披露してきたそうですが、「東信地方には音楽のプロとして活動する人が多くいますが、歌声や演奏を披露できる場は少ないです。佐久に縁のある演奏者が演奏できる機会を作りたいと考え、ほぼ毎年コンサートを開催しています」とのこと。
自分が先輩や地域の方からいただいた恩恵を、次の世代へ恩送りしたいという花里さんの思いは出演者にも伝わり、「自分の生まれ育った地で披露できることが嬉しい。色々な年代の人たちと共演できることも楽しい」と感じているそうです。

 

ここだからできる経験

練習の様子。管弦楽アンサンブルを従えて演奏することはなかなか経験できません

「ゆめいろコンサート」は今年で7回目を迎えました。出演者は毎年同じではありません。昨年は「モーツァルト」、今年は「バッハ」と、有名な作曲家の曲をメインにしたステージと、演奏者選曲によるステージで構成。最近は小編成管弦楽アンサンブルグループ「ensemble bijou」を作り、出演者が管弦楽アンサンブルにソリストとして参加し、演奏するという貴重な経験ができるなど、観客も出演者もそれぞれが楽しめるように工夫しています。
出演者のファンが他の演奏者の演奏に触れることで、さらに音楽が楽しくなり、リピーターになってくださることもしばしば。「一緒にステージで披露した演奏者同士が繋がり、そして観客も繋がる」、音楽を通じてできた輪は少しずつ広がっています。