ぷらざINFO/この街の仲間たち

あさま蘭友会

第20回記念「春の洋蘭展」は2月8日~10日にイオンモール佐久平で開催されます。珍花も観られるので楽しみにしている方も多いそうです

愛好家同士が繋がるきっかけを

あさま蘭友会は今から22年前、大西前会長が「蘭を一緒に楽しみませんか」と新聞で呼びかけたことがきっかけで始まりました。最初は6人でスタートした会も、現在は東信地区を中心に、男性9人、女性13人、計22人が参加。月に一度の定例会では会員同士の交流や情報交換を行い、毎年2月には会員が栽培した蘭が観られる「春の洋蘭展」を開催しています。珍しい花が観られるため、年々来場者が増え、佐久の春を告げるイベントとして地域の皆さんが心待ちにしています。

 

一緒に楽しみながら育てる

定例会では、各会員が育てたものの観賞や、育てた様子を伺いながら情報交換を行っています。蘭といえば胡蝶蘭が代表的ですが、他にも季節によって様々な種類があります。「大きな花が好きな人」、「花の色味が好きな人」など、会員それぞれに趣向が違うので、自分が普段育てているものとは違う蘭を愛でたり、育てている様子を知ることができるのは楽しみの一つだそうです。会員のひとりは、「他の人が育てた花を観ることができ、育てた話も聞けるのでとても参考になる。自分の育てた花も観てもらえるので励みにもなる」と言います。
年に2回行う見学会では、県外の蘭園を視察することも。2019年10月には館林市に行き、花の見学や苗の購入を行いました。会員同士自宅を行き来し、育て方を参考にするなど、勉強熱心な仲間もいます。

 

定例会では会員が育てた花について質問が飛び交う場面も

佐久地区の春のイベントとして

「春の洋蘭展」は今年で20回目という節目を迎え、会員も力が入ります。20年前の開催当初、佐久地区で蘭の展示会が開かれたことはとても画期的だったといいます。2019年の展示会には1800人以上の来場があり、約210鉢の蘭が会場を彩りました。毎年楽しみにしている常連の方や、写真愛好家が写真を撮っていかれることも。観に来た方が会員になることもあり、「若い方にもぜひ参加していただきたいです。一緒に楽しみましょう」と仲間の皆さん。大切に蘭を育てるように、会を育てる時間はこれからも続きます。