ぷらざINFO/この街の仲間たち

紙芝居のくりくり矢

子どもたちが紙芝居を見る目は、「くりくり」「キラキラ」と輝いています。仲間たちも大人たちも一緒に楽しい時間を過ごします

紙芝居をメインに活動

紙芝居のくりくり矢は、読み聞かせグループに所属していた飯島さんご夫妻が、「紙芝居をメインにしたグループを作りたい」という思いから2007年にスタートさせました。団体名にある「くりくり」は、紙芝居を見る子どもたちの目が「くりくり」と動いたり輝いたりする様子を表現したもの。普段は4人で東御市立図書館や児童クラブなどで活動していますが、県内各地を回ることもあります。

 

日本発祥の紙芝居を楽しむ

日本独自の文化である紙芝居。その紙芝居の一番の楽しみは、演じ手が観客の方を向き、観客に合わせて演じること。拍子木の合図によって始まり、演じ手の巧みな技で大人も子どももその世界に引き込まれ、一緒にドキドキ、ワクワクすることができます。演じ手が観客の反応によって表現を変えていく様子はまさに「芝居」です。
紙芝居をする際に紙芝居用の舞台が必要ですが、ダンボールで作ったお手製の紙芝居舞台を持って行くこともしばしば。保育士さん向けに開催したダンボールで作る紙芝居舞台講座は大好評だったそうです。

 

子どもたちの輝く目を楽しみに

「里山探検」での活動の様子。自然の中でたくさん遊んだ後に紙芝居を楽しみます

紙芝居は1つのお話が10~15分ほど。子どもの集中力が続く時間を考え、小学校低学年の場合は紙芝居2本と絵本1冊の読み聞かせにするなど、年齢や時間を考慮し、内容を考えています。最近は東御市で行われている「里山探検」で未就園児から小学生を対象に紙芝居と絵本でおはなし会を行っています。紙芝居の内容も生き物や動物のお話を中心に選ぶので、普段とはまた違い、自然の中での紙芝居を楽しむことができるといいます。
「子どもたちは社会全体の宝物。紙芝居を通して子どもと大人の笑顔をたくさん見てきました。自分も年を取り、いつまで続けていけるか分かりませんが、これからもできるところまで活動を続けていきたい」と代表の飯島さん。仲間と一緒に子どもと大人がドキドキ、ワクワクする時間はこれからも続きます。