ぷらざINFO/この街の仲間たち

軽井沢町立軽井沢中学校 アイスホッケー部

県内唯一のアイスホッケー部

部員は1年生7人、2年生6人、3年生4人。中には世界で活躍する部員も。父子ともに同部の出身というメンバーもいるそうです

激しいぶつかり合いから「氷上の格闘技」とも呼ばれるアイスホッケー。中学生の部活動としては、長野県内で唯一、軽井沢中学校にのみあります。

部員は1〜3年生合わせて17人。ほとんどが小学生の頃から町内のアイスホッケーチームに所属していた経験者です。今年は例年よりも部員数が多く、「チーム内の競争が激しかった」と語る部長の松葉寛太郎さん(3年)。部員同士が切磋琢磨した結果、全国中学校体育大会(全中)に向けて気持ちを一つにできたと言います。

 

強豪北海道を倒したい!

全中アイスホッケー大会では常連の同校。1月に開催された今年度の全中には、キャプテンでチーム随一の得点源の大工原豪生さん(3年)が冬季ユース五輪出場のため欠場。キャプテン不在の16人で臨む形となりましたが、「自分たちができるベストなプレーで全力を尽くす!」と強豪の埼玉県選抜との試合に臨みました。「全国から強豪校が集まる全中では、アイスホッケーが盛んな北海道チームの壁が厚い」と松葉部長。「北海道のチームに勝つこと」もチームの目標の一つにしています。

日本代表に選出された大工原さん以外にも、U14苫小牧キャンプに選抜選手として参加した部員もいるという実力者揃い。卒業後は県外のアイスホッケー強豪校に進学する部員もいるそうです。

 

地元の支えがあるからこそ

中学生とは思えない迫力あるプレーを見せてくれます

監督、コーチ陣は、地元の小学生チームの指導者や町内のアイスホッケー経験者。保護者のサポート、軽井沢高校アイスホッケー部との合同練習など、多くの人のバックアップを受け活動しています。練習拠点は通年屋内リンクがある軽井沢風越公園アイスアリーナ。平日は夜間にリンクで練習をし、夏場は走り込みや筋トレなど陸上トレーニングも行いながらフィジカルを鍛えます。

顧問の武田先生は「町全体で部活動を支えていただきありがたい」と言います。地元の支援があるからこそできた強いチーム。さらなる高みを目指して前進を続けます。