ぷらざINFO/この街の仲間たち

佐~久るボッチャ

「ボッチャを多くの人に知ってもらい、楽しむ仲間を増やしていきたい」とメンバーの皆さん。練習中も笑顔で、良いプレーは皆で称え合います

 ボッチャの持つ魅力に魅かれて

シニア大学卒業生らが様々なサークル活動を行う佐久地区賛助会のメンバーにより作られた「ニュースポーツを楽しむ会」。その活動の中で、年齢やハンディキャップに関係なくみんなが楽しめるボッチャに出会ったことをきっかけに、今年4月にサークル名を「佐〜久るボッチャ」に改名し、活動をスタートさせました。現在は、60歳以上の19人が月に2回、中込会館でボッチャを楽しんでいます。また、佐久地区でのボッチャ体験教室の開催や、県大会出場をかけた予選会出場など、幅広い人たちとの交流も行っています。

 

 頭と体を使って楽しむ

縦12.5m、横6mの枠の中で行うので室内でも十分楽しめます

東京2020パラリンピックの正式種目でもあるボッチャは、ヨーロッパ発祥のスポーツで、重度脳性麻痺者や同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されました。個人戦と団体戦があり、赤と青の2チームに分かれ、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールにそれぞれの持つ球を投げたり転がしたりして、どれだけ自分のチームのボールをジャックボールに近づけられるかを競い合います。相手チームのボールを弾くなど様々な戦略や投球技術も必要ですが、最初に負けていても最終的に逆転することもあり、最後まで勝敗が分からないところも魅力の一つです。

 

 ボッチャを知ってもらうために

佐久地域にボッチャを広めようと今年度も小・中学生、高齢者向けの体験教室や出前講座をいくつか予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で中止になりました。現在は中込会館での練習のみですが、合間時間に手洗いや手指のアルコール消毒をするなど、感染予防対策をしながら練習に励んでいます。

「ボッチャは年齢・性別・障がいのあるなしに関係なく、いろいろな人と一緒に楽しめる素晴らしいスポーツ。コロナが収束した際には地域の皆さんとボッチャを楽しめたら」と代表の小林さん。ボッチャを通じた仲間づくりはこれからも続きます。