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スポーツコミュニティー軽井沢クラブ SC軽井沢クラブ

カーリングの魅力nt_01

2007年に活動を開始したSC軽井沢クラブは、当時からメンバー総数が4人でした。別々のチームに所属していたメンバーが、入れ替わりを経て、現在のメンバーになりました。26歳から30歳までの若い世代で構成されたチームで、世界的に見ても珍しいそうです。「学生の頃にカーリング部に所属しており、強化チームにも入っていたので」、「父がカーリングをやっていて、子どもの頃から親しみがあったので」など、このチームに入ったきっかけは様々。『氷上のチェス』と呼ばれるカーリングは、各チームの駆け引きや作戦など、目には見えない熱い戦いが魅力なのだそうです。

今シーズンの課題

結成後すぐに日本選手権3連覇という好成績を収めましたが、続く2シーズンでは日本代表になれず、強化指定チームからも外されるなど、苦しい時期が続きました。メンバーは当時、「チーム全体で練習できる機会がとても少なく、チームワークがまれていなかったからだ」と反省し、「週に2回は、全員揃って練習をしよう」と決め、チームワークを育むことを意識して練習にのぞんできました。これにより2014年4月にで行われた世界選手権で5位という成績を収めました。これは今までの日本男子としても最高位の成績だったため注目を浴びました。「普段はそれぞれが全く違う仕事に就いていますが、大切なのはチームのまとまり。良いショットを投じられるよう基礎練習から見直し、お互いの考えていることが自然と伝わるよう心がけてきました。今シーズンは、それが結果に繋がったと思います」とチームリーダーの山口さんは語ってくれました。

4年後に向けて

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軽井沢に大きなカーリング場ができたことで環境的にも恵まれ、練習に一層力が入っているSC軽井沢クラブ。ソチオリンピックでは最終予選まで残ることができたので、「4年後のオリンピックに必ず出場」を目標に掲げ練習に励んでいます。「地元からの応援は何よりの励みになります。今後の活躍に期待してください」と笑顔で語ってくれました。