ぷらざINFO/この街の仲間たち

オブサンズ・ジャズ・オーケストラ

下町から始まった娯楽バンドnt01

軽井沢の豊かな緑に囲まれたレストラン「オブサンズ」。オブサンズ・ジャズ・オーケストラの軽井沢での活動拠点であるこの場所には、音楽に魅せられた人々が集まります。オブサンズの活動が始まったのは、7年前のこと。前身のグループから菱沼さんがバンドマスターを受け継ぎ、「魅惑(Jazz)と疑惑(Magic)の下町娯楽バンド」として、東京で活動を開始しました。メンバーのボナ植木さんの本職がマジシャンであることを活かし、マジックをライブに取り入れ、常に笑いのエッセンスを意識したライブを展開しています。バンド名の由来は、菱沼さんのあだ名「オブさん」にSoundsを引っかけて「オブサンズ」。真っすぐに音楽を愛する菱沼さんならではの、遊び心の詰まった名前です。

 

精力的にライブ活動

現在は東京と軽井沢を二大拠点として活動しています。軽井沢大賀ホールと、東京の森下文化センターで年2回ずつ定期演奏会が催されています。森下で行われた今春の定期演奏会には180名が来場。根強いファンが増えてきました。「もちろん、お声がかかればどこへでも!」と菱沼さんが語るとおり、招待演奏も増えてきたそうです。病院の開院周年記念イベントの演奏や、パーティーなどの各種イベントでも演奏を披露するなど精力的。レパートリー多彩なライブにはゲストを招いて大いに盛り上がります。

 

人と音楽の輪を広げるためにnt02

営業期間中のレストラン・オブサンズでも、週末には演奏会が開かれています。「レストランなので、やるからには味もしっかりしようと思って、シェフも一流です」と笑う菱沼さん。食事をしながら聴く演奏なので、BGMとしての役割を意識して演奏しているそうです。今後の展望については、「レストランでの演奏を中心に、軽井沢に住んでいる人の加入に期待しています」と語ります。「プロでなくて良いのです。軽井沢にも、音楽をやりたくて活動場所を探している人がいると思うので」と、オープンな雰囲気。音楽を愛する人が集う場としてレストランを提供し、人と人との輪、音楽の輪を広げるべく、豊かな音色を響かせています。