ぷらざINFO/この街の仲間たち

BLUE PARADOGS

姉弟で挑んだ全国大会nt01

姉弟で結成したBLUE PARADOGSが活動を開始したのは、2008年11月のこと。「知り合いのバンド仲間に声をかけて、初ライヴからいきなりライヴハウスでした。この日が、私たちにとっての活動開始記念日です」と明るく語るのは、長女のERIさん。活動開始当初は、アーティストの曲をコピーしていることも多かったそうですが、3年目からは完全にオリジナルの楽曲を発信し続けています。様々な大会にも精力的に参加し、HOTLINE 2012 JAPAN FINALでは優秀賞を受賞。全国から勝ち進んできた10組のバンドの中で第2位という快挙を遂げました。

 

日々の生活で作られるハーモニー

現在は実家で居を共にしているメンバーですが、実は仲良くなったのは、みんなが20歳を超えてから。思春期には気持ちがぶつかることも多かったERIさん、TAKAΩさん、YUICHIさんですが、今となってはそれも思い出。血の繋がった姉弟だからこそ、遠慮することなく意見をぶつけ合うことができ、言葉にしなくても気持ちが通じる心の繋がりを強く感じているそうです。バンドの方向性や楽曲について、思いついた時にすぐ話ができる環境に充足感を感じ、「何よりも、楽しいですよね!」と言うTAKAΩさん。「友達であり、メンバーであり、家族であり…それが今の僕たちの関係です」と語るとおり、日頃の生活の中で、自然とハーモニーが作られています。

 

音にこめる心nt02

バンドの根幹にあるのは、「常に心のあるバンドでいたい」という想い。YUICHIさんは「歌というのは、気持ちがあってのものだと思います。『僕でないと歌えない歌』を作りたいんです」と真剣。ライヴは感情表現の場と考えているので、歌の表現に自分の気持ちが釣り合わない時は、その歌は歌わないと決めているそう。そんな彼らの今後の目標は、色んな地方を回って歌を届けること。ライヴハウスというひとつの空間で音と空気を共有し、生まれる一体感に大きな喜びを見出しています。10月中も上諏訪や長野市でライヴがあり、自分たちの「音」を届けていくそうです。