ぷらざINFO/この街の仲間たち

上田サブニュマ

上田サブニュマ01

性別や年代を問わず人々を魅了するアフリカンダンス。
子どもでも気軽に楽しむことができます。

「サブニュマ」とは、西アフリカのマリンケ語で「素敵な出会い」という意味で、「ジャンベ」と「ドゥヌン」と呼ばれる太鼓の力強い演

奏に合わせて踊る、ギニア共和国周辺に伝わる民俗音楽です。「ジャンベ」は1本の木をくり抜いて山羊革を張ったもので、手で叩いて演奏します。「ドゥヌン」はくり抜いた木の胴体の両側に牛革を張ったもので、木のバチで叩いて演奏します。叩き方や強さによって様々な音色が生まれ、その音色に呼応する踊りは、全身を伸び伸びと使った、強くしなやかな動きが特徴。ひとつひとつの振りは難しいものではないので、ダンス経験のない人でもすぐに楽しめるのが魅力です。「実際に踊ってみると、実はとても奥が深くて、飽きることがありません」と語るメンバー。体の奥に響く太鼓の音に合わせて踊ると開放的な気持ちになることができ、自然と笑顔になります。

 

南信から広がったサークル活動

立ち上がったのは南信地域。イベントなどで活動の様子を見た人たちに楽しさが伝わり、白馬、松本、長野…と支部が広がっていきました。東信地域では主に佐久サブニュマと上田サブニュマが活動しており、上小地域でのお祭りや各種イベントで、太鼓の音とエネルギッシュなダンスの魅力を拡散し続けています。上田サブニュマの活動は週に一度、仕事終わりにメンバーが集まり、上田市の中央公民館で練習会をしています。夜時間が取れないお母さんには、月に1度のワークショップと、週に1回の不定期練習会が、どちらも昼間に設定されています。

最大の魅力は「参加する」こと

上田サブニュマ02

「霊泉寺温泉クリーンフェスタ」にて

春から秋にかけては各地で開催されるお祭りやイベントにも参加します。小諸駅前での「さくらライブ」、上田市サントミューゼでの「平和音楽祭」、佐久平での「ここからマルシェ」など、今年も様々に活躍しました。「アフリカンダンスの最大の魅力は、『観せる・観る』ではなく、『参加する』ことです。イベントにも練習会にも気軽に足を運んでほしい」と、活動を通じて呼びかけています。