ぷらざINFO/この街の仲間たち

野沢ARROWS

結成からもうすぐ2年nakama01

2014年4月に結成された野沢アローズは、現在12名で活動中。これから大きく育っていく期待のバレーボールチームです。昨年は様々な大会に出場し、3位以内入賞、さらには東北信大会出場など、着実に力をつけてきました。メンバー12名中男子は2名しかいませんが、今後は男子メンバーも増やし、女子チームと男子チーム両方を結成することも目標のひとつに掲げています。保護者と監督がすぐに連絡をとり合える環境にも配慮し、万全のバックアップでチームを支援しています。

 

 

 

「考えさせる」バレー

監督の井出さんの指導方針は、「楽しく長く続けられるバレーをすること」。バレー人口が少なくなりつつあることを懸念し、「自分・相手・周りを知る」最高のバレーボールプレイヤーを育てることを目指しています。そのために、技術や答えを100%提供するのではなく、「考えさせる」バレーを心がけているそうです。個々の目標も、最後まで諦めずにボールに食らいついていく姿勢も、全て自主的に考えさせています。自分に何が足りないのかを考えさせ、人のせいにしない、主体性を育む指導方針は、練習風景の中にも表れています。監督やコーチが投げたボールを返す子どもたちに、「自分が返したボールが、次の人にとって打ちやすいのかどうか。誰にボールを返さなくてはいけないのか、しっかり考えて!」と声をかけます。「与えるのは簡単ですが、そういう指導はしていません」と、井出さんは真剣に話してくれました。

 

 
nakama02

育っていく自主性

井出さんの思いはプレーをする子どもたちにも伝わり、強い相手に勝つにはどうすれば良いのか、自主的に考えるようになってきました。自分がその場で求められている役割を瞬時に判断できるようになり、保護者からは「このチームに入って良かったよね!」という声が自然とあがりました。モチベーションを保ち続ける力を自分で考え、生み出していく子どもたち。鍛えられた集中力を存分に発揮しながら、練習中にコーチから投げかけられる「課題」にも、自分たちで考え、懸命に応えている姿が印象的でした。