ぷらざINFO/この街の仲間たち

佐久少年少女合唱団

可能性に満ちた25名nt01

佐久少年少女合唱団は、信州文化会館ネットワーク事業として、佐久創造館と佐久市文化事業団の協同事業で昨年の6月に結成しました。3月に佐久創造館で行われた創造展に続き、6月にコスモホールで行われるコスモフェスタに向けて練習する子どもたちからは、前向きな懸命さが感じられます。年長から中学生まで、メンバーは現在25名。自分から「歌いたい」と参加してきたこともあってか、大きく伸びる可能性を秘めていると木内先生は感じています。

 

歌うことへの姿勢

「始めた頃は、立って歌うだけでも大変だったんです」と木内先生。学校の音楽の授業でも座っていることが多いためか、長い時間立ったまま歌うことに慣れていないため、なかなか集中力が持続しませんでした。そこで木内先生は、練習時間を学校の授業と同じ40分ごとに区切り、途中で休憩を挟んでもう一度40分の練習をすることにしました。また、配った歌集から好きな歌を選んで歌う「リクエストタイム」を設け、常に子どもたちが退屈することのないように工夫をするようにしました。そんな子どもたちを大きく変えたのは、昨年12月に行われた、「大きな輪となれジョイントコンサート」でした。プロのオーケストラの演奏に合わせて歌う楽しさを学び、歌うことに対する姿勢が大きく変わったそうです。「自分たちがやりたいと思うことだけでは、『ステージに立つ』ことはできないと感じてくれたのかもしれません」と、木内先生は優しく微笑んでいました。

 

12月に向けて新たな刺激をnt02

今年のジョイントコンサートでは、佐久少年少女合唱団による、10分間の単独ステージが予定されているそうです。新年度も始まる今、12月のジョイントコンサートに向けて新たなメンバーの募集にも力を注いでいます。歌うこと、周りの人たちと声を重ねることの魅力を体感してもらうべく、小中学校にも声をかけ、今も輪を広げ続けています。学校の授業や歌集だけでは体験できない歌の世界を広げる場として、教科書などには載っていない歌をふんだんに取り入れ、新しい刺激を求めて活動を続けています。