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(2016年7月1日)
発足から28年
聴覚障害者と健聴者による太鼓グループ「佐久聾太鼓」は、メンバー最年長の尾臺寛雄さんが「佐久鯉太鼓保存会」の迫力ある演奏に感銘を受け、昭和63年に設立しました。現在12人いるメンバーのうち4人が聴覚障害者。趣味を通じた仲間作り、障害を知ってもらうこと、地域との交流を目的に、小学校での人権教育、福祉施設や地域のイベントなど、年に10〜13回のステージに立ち、演奏を披露しています。
お腹で感じリズムを合わせる
発足当初は佐久鯉太鼓保存会の指導を受けて基本を学びましたが、聴覚が不自由なためリズムや音の強弱をつけるのが大変だったそうです。現在行っている週1回、2時間の練習では、手話、身振り、会話とさまざまな手段でコミュニケーションをとり、相談し合いながらリズムを合わせています。耳が聴こえないメンバーも健聴者に合わせてリズムを刻み、迫力ある演奏を繰り広げます。「聴こえないのになぜ太鼓が叩けるの?」というと、自分の叩く太鼓の響き(振動)をお腹で感じて、隣の人の動きを見ながらリズムを合わせているのだそうです。
手作りの楽器も活躍
演奏には太鼓の他に、高音でリズムをとる楽器「リズム鉄」も使います。鉄パイプの長さを変えて音階をつけたもので、尾臺さんがパイプを切って手作りしました。もちろん「リズム鉄」という名前もオリジナルです。さらに尾臺さんは作曲も手がけ、オリジナル曲も数曲あるそうです。障害のある人もない人もみんなが一緒になって音を感じ、楽しめるのが太鼓の一番の魅力といいます。結成から28年、今年の春には新たに3人のメンバーが加入しました。障害の有無にかかわらず、心をひとつにして練習に励んでいます。
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発足から28年
聴覚障害者と健聴者による太鼓グループ「佐久聾太鼓」は、メンバー最年長の尾臺寛雄さんが「佐久鯉太鼓保存会」の迫力ある演奏に感銘を受け、昭和63年に設立しました。現在12人いるメンバーのうち4人が聴覚障害者。趣味を通じた仲間作り、障害を知ってもらうこと、地域との交流を目的に、小学校での人権教育、福祉施設や地域のイベントなど、年に10〜13回のステージに立ち、演奏を披露しています。
お腹で感じリズムを合わせる
発足当初は佐久鯉太鼓保存会の指導を受けて基本を学びましたが、聴覚が不自由なためリズムや音の強弱をつけるのが大変だったそうです。現在行っている週1回、2時間の練習では、手話、身振り、会話とさまざまな手段でコミュニケーションをとり、相談し合いながらリズムを合わせています。耳が聴こえないメンバーも健聴者に合わせてリズムを刻み、迫力ある演奏を繰り広げます。「聴こえないのになぜ太鼓が叩けるの?」というと、自分の叩く太鼓の響き(振動)をお腹で感じて、隣の人の動きを見ながらリズムを合わせているのだそうです。
手作りの楽器も活躍
演奏には太鼓の他に、高音でリズムをとる楽器「リズム鉄」も使います。鉄パイプの長さを変えて音階をつけたもので、尾臺さんがパイプを切って手作りしました。もちろん「リズム鉄」という名前もオリジナルです。さらに尾臺さんは作曲も手がけ、オリジナル曲も数曲あるそうです。障害のある人もない人もみんなが一緒になって音を感じ、楽しめるのが太鼓の一番の魅力といいます。結成から28年、今年の春には新たに3人のメンバーが加入しました。障害の有無にかかわらず、心をひとつにして練習に励んでいます。