ぷらざINFO/この街の仲間たち

佐久混声合唱団

18年間、同一指導者が指導nt0333

平成10年、初代団長の花岡茂氏が「佐久市に本格的な合唱団を」との思いで発足させた合唱団。現在は佐久のみならず、上田、東御、軽井沢からも団員が集います。創立以来18年間、東京で活躍する指揮者の箕輪健先生とピアニストの小林恵美先生(佐久市出身)が指導。ヴォイストレーニングやきめ細やかな歌唱指導のお陰で、初めて出会った曲も、昔から歌い継がれている曲も、想像以上の曲に仕上がっていくことに皆驚き、楽しんでワクワクしながら練習をしているそうです。

 

カルミナ ブラーナに挑戦nt0222

先生方は他県の合唱団でもコンビを組み指導しているため、各団が同時に同じ曲を練習し、互いに応援に駆けつけられる体制になっています。2年前はイタリアの教会で、昨年は東京で、それらの仲間たちと合唱する機会もありました。また、仲間の輪を生かし、人数が揃わないと歌うチャンスのない大曲にも挑戦してきました。現在練習している「カルミナ ブラーナ」もそのひとつ。来年の春にメンバーの数人が他団の仲間たちとウイーンへ演奏に行く予定です。

 

一緒に歌いませんか♪

これまでにはフォーレ、モーツァルト、ブラームス、デュルフレのレクイエムも披露してきました。外国語での歌唱のため「難しい合唱団」というイメージを持たれがちですが、決してそんなことはなく、外国語の曲はカナをふり、先生や語学堪能な団員から一語一語発音の指導を受け、意味を理解した上で歌い込んでいくそうです。ドイツ語の曲なら1年近くかけて仕上げるので、「歌えるようになった時の達成感は日常では味わえないものです」と団員のひとりが話してくれました。

日頃の練習では、日本の童謡、唱歌なども歌います。9月の「市民コーラス祭り」では自作のつり革を小道具に「バスの歌」を振り付きで披露し、会場を盛り上げました。キャッチフレーズは「来て、見て、聞いて、そして一緒に歌いませんか」。これからも明るく美しい歌声を響かせてくれることでしょう。