ぷらざINFO/この街の仲間たち

小諸キッズ レスリングクラブ

小さいころから養成をnt01

長野県にレスリングを普及させた第一人者で、第3代長野県レスリング協会会長の故・小林靖さんにより平成元年に創設された小諸キッズレスリングクラブ。昭和53年に小諸市で長野国体レスリング競技が開催されると、それを契機に長野県内からレスリングで活躍する選手が出てくるようになりました。小諸キッズレスリングクラブにも全国大会3位やベスト8といった好成績を収めるメンバーがいるなど、今後の活躍が期待されています。

 

基礎、基本をしっかりと

現在メンバーは20人。年少から小学校6年生までの子どもたちが週3回の練習に励んでいます。2時間の練習時間の中で、はじめの1時間はしっかりと準備運動を行います。体操やマット運動で、首を中心に動かすことで、けがをしにくくなり、練習に集中することができるのだそうです。中学2年生になる小沼君が練習に参加するときには、準備運動の指導やスパーリングで小さい子どもの相手をすることもあります。5年生の時に本格的にレスリングを始めた小沼君は「つらい時もあるけれど、練習やみんなで行ける大会がとても楽しい」、年長から始めた今度3年生になる伊藤さんは「最初のマット運動が楽しい」と話してくれました。

 

3年後の東京を目指してnt02

レスリングは不器用でもこつこつ真面目に頑張っている子どもが成果を出しやすい競技です。「子どもたちがレスリングを好きになり、高校や大学へ行っても続けてほしい。厳しく指導すればやはり強くはなるが、嫌いになってレスリングをやめてしまうのはとても残念なこと」と20年指導に当たっている井出コーチは話します。クラブ出身の子どもが成長し、小諸や上田の高校でレスリングを教えたり、東京オリンピックを目指してがんばっていたりと、コーチの想いは確実に子どもたちに伝わっているようです。