ぷらざINFO/この街の仲間たち

COSMO☆アカデミア

地域に根差した演劇活動nt01

佐久市文化事業団主催のパフォーミング・アーツ・スタジオ(通称PAS)では毎年たくさんの芸術体験講座を実施しています。その中のひとつ、「大人の演劇教室」の参加者による第1回公演「煙が目にしみる」が2015年3月に行われました。公演は大好評で、そこから発展する形で「COSMO☆アカデミア」は結成されました。地域の人たちによる、地域のための、地域に密着した“創作創造劇場”として、年1〜2回の公演、演劇に必要な発声練習、ワークショップの開催などの活動をしています。

 

世代を超えた交流の場

COSMO☆アカデミアには小学4年生から60代まで幅広い年代の仲間が参加しています。「普段はなかなか接することのない様々な年代の人との関わりを通して、社会の仕組みを知り、団員ひとりひとりが人間として成長していける場になっている」と館長の奥村達夫さんは話します。舞台という共通の目的に向かって歩むことで仲間意識も高まっているそうです。家族や学校、職場以外の、年齢や立場の違う人々の集まりということも魅力のひとつになっています。

 

総合芸術「演劇」を多くの人へnt02

東京で長く演出に携わり、佐久市こころのミュージカルにも1回目から演出として参加している奥村館長は、「演劇は照明、音響、役者、衣装、セリフなどすべてを総合的に用いた芸術の原点である」と話します。佐久は他の地域に比べると演劇文化の意識レベルがまだまだ低く、なかなか舞台に触れる機会も少ない地域です。もっとたくさんの人が演劇文化を身近に感じられるような演劇の持つ魅力を生かした表現活動にこれからも挑戦していきたいというCOSMO☆アカデミア。目標は地域の特色を生かした芸術を佐久から発信していくこと。現在2期生を募集中。今後ますますの活躍が期待されます。