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佐久広域連合消防本部北部消防署

全国消防救助技術大会準優勝!nt01

今年8月、宮城県利府町で開催された第46回全国消防救助技術大会に、佐久広域連合消防本部 北部消防署の栁澤陽隊員が6月の県大会で優勝し、県代表として出場しました。栁澤隊員は水平に展張した20メートルの渡過ロープを往復し、安全確実性と所要時間を評価する「ロープブリッジ渡過」の部に出場。全国52名中、16.8秒というタイムで準優勝という好成績を収めました。

栁澤隊員は「普段通りの力を発揮できれば、全国の高いレベルでも通用する。日頃の成果を出せたことが今回の結果につながった」と話します。日々の厳しい訓練で、体力や技術はもちろん、過酷な現場にも耐える精神力の向上を目指しています。

 

団結力が現場で生きる

訓練は週4日、1日3時間ほど。日頃の業務と並行しての訓練は署員全員の協力が必要不可欠です。「競技自体は個人競技ではあるが、チームとしての輪がとても重要」と、北部消防署長の中島さん。チームの団結力があってこそ、現場での確実な人命救助につながります。また、ロープや器具などの救助用資器材を丁寧に扱うことも訓練同様、災害救助の現場では非常に大切になるそうです。

 

nt02感謝そして未来へ

第46回全国消防救助技術大会のスローガンは「感謝そして未来へ」。北部消防署の隊員のみなさんは「感謝」という言葉をよく口にしていました。訓練できることのありがたみを感じ、応援や協力してくれる仲間たちに感謝すること、何よりそれが厳しい訓練に耐えられる強い精神力の源になっていると感じました。

何が起こるかわからないこれからの時代、「より迅速に、安全に、確実に」が求められる過酷な現場においても落ち着いて行動し、日々の訓練の成果を生かせるように、更なる救助技術の研鑽に励んでいます。