ぷらざINFO/この街の仲間たち

佐久女性みちの会

中部横断道の早期開通を!

佐久バルーンフェスティバルでは毎年PR活動を行っています。現在会員は53人で趣旨に賛同する新規会員を募集中。「花植えだけでもいいので気軽に参加して」と中村会長

佐久バルーンフェスティバルでは毎年PR活動を行っています。現在会員は53人で趣旨に賛同する新規会員を募集中。「花植えだけでもいいので気軽に参加して」と中村会長

「みち」づくりや「地域」づくりへの知識を深め、中部横断自動車道の早期開通を目指そうと、平成15年9月に設立された女性団体。道路清掃、花壇の植栽といった沿線道路の美化活動から、道路について学ぶ研修会や視察、佐久市強歩大会での湯茶接待を兼ねたPR活動、建設推進のための要望活動など、女性ならではの目線で様々な活動をしています。

 

目標に向かって楽しく活動

活動をはじめて15年。発足当初は「道路のことは何も知らなかった」というメンバーたち。国交省の道路局長による講演や、高速道路工事の現場見学など、毎年様々な視察・研修会を行うことで道路事情を学んできました。「生活を守り、命を守る道の大切さを知り、道路と食、道路と文化が結びついていることを知った」と中村美登里会長は話します。
「目標に向かって楽しく活動する」が会のモットーなので、全国の女性みちの会との交流会に参加したり、意見交換を兼ねたそば打ち会などを開催。PR活動時には会員みんなでクッキーを手作りして広報紙に添えるなど、楽しみながら活動しています。

 

道路団体の功労者表彰を受賞

毎年恒例の花壇の植栽作業。今年は2160株の花を植えました

毎年恒例の花壇の植栽作業。今年は2160株の花を植えました

春と秋、年2回の美化活動も長年続けている活動のひとつ。今年6月に行われた佐久IC出入り口の花壇植栽作業には、会員だけでなく、佐久市職員、ネクスコ東日本社員も参加。趣旨に賛同する多くの仲間とともに、まちづくりにも貢献しています。また、東日本大震災発生時には、女性が必要とする支援物資や義援金を送る活動も行いました。こうした取り組みが評価され、昨年度は日本道路協会など2つの団体の功労者表彰を受賞しました。
今年4月、中部横断自動車道佐久南ICから八千穂高原ICが開通。これにより、農業や観光の活性化が期待されますが、「生活のためだけでなく、災害道路としても必要なみち」と秋山峰子副会長。全線開通するまでこれからも活動を続けていきます。