ぷらざINFO/この街の仲間たち

レモンの会

練習会場に集まった仲間たちレモンの会とは?

7年前、市内で開かれたオカリナの演奏会に足を運び、その音に魅せられた仲間でスタートした「レモンの会」。「レモン」は、練習会場を提供する浜口志秀子さんのお店の名からつきました。お店の三階にある練習場では、月曜から曜日ごとに8つのグループが練習し、それぞれの曜日にちなんで月曜は「レモンの会・月見草」、火曜は「レモンの会・いろり火」と名前がついています。最初は8人で始めた会も、今では30代から70代までオカリナを愛する女性たち40人以上の大所帯となりました。

 

オカリナの響きに魅せられて

吹き方により歯切れのいい音から、しっとりとした音まで表現できるオカリナは、リコーダーの様に歌口から息を吹き込み、指で穴をおさえて音階を調節します。人の息が生み出す音はやわらかく、琴線にふれる癒しの音。「クラシックから童謡、歌謡曲、演歌まで演奏できるのが魅力」と語る仲間たちですが、入会するまではオカリナに触れたこともないまったくの素人でした。オカリナの響きに魅せられ、自分も吹いてみたいと入会して一から基礎練習を積み、段々と上達したそうです。

 

佐久総合病院にて、演奏を披露楽しみながら真剣に

指導するのは、プロの演奏家である小林洋子さん。力強くピアノ伴奏をしながら「ようござんす」「ダメざんすよ~」とユニークでありながらもきびきびとした指示を出し、仲間たちを惹きつけてやみません。次の発表会に向けて練習する際にも「もっと歌って、音楽を表現して」と自らオカリナを吹いて聴かせます。先生の演奏は、しっとりとした音とテンポの良いハッキリとした音を見事に吹き分けており、オカリナの表現の幅の広さに驚かされます。楽しい指導を受けながら、確実に腕を上げているレモンの会。先生によると「佐久の人は、勤勉で向上心がある。レモンの会のメンバーはどんどん上手くなり、今では他の地域のグループから注目される存在」とのこと。上達の秘訣を仲間たちに尋ねると「オカリナの音が好きだから」「レッスンが楽しいから」との答えがあちこちから飛び出します。「仲間同士仲が良いのもオカリナ効果」と皆さん声を揃えて答えてくれました。

 

●お問い合わせは
☎090-7946-1392
(浜口さん)