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どんぐリコーダー

どんぐリコーダー懐かしい音色、リコーダー

素朴な音色の楽器、リコーダー。小学校時代を思い出す方も多いでしょう。そんな懐かしの楽器を、7人のお母さんたちが演奏しているのが「どんぐリコーダー」です。名前の由来は「どんくさいけど、グッドなリコーダー」と、ちょっぴりお茶目。佐久市内の30代から40代のお母さんたちが、仕事と子育てと家事の合間に練習を重ね、今では地域のイベントに引っ張りだこのグループとなりました。

 

手軽さからのスタート

家の中を捜すと、どこのお宅にも一本はリコーダーが眠っているのではないでしょうか。そんなリコーダーが復活したきっかけは、3年ほど前に開かれたコンサートでした。子育て中のお母さんたちによるコンサートに感動した数人が「自分たちもやりたい!」と心を動かされ、何を演奏しようか思案の末にひらめいたのがリコーダーでした。早速、家にあったリコーダーを持ちより7人で練習を始めました。ソプラノとアルトリコーダーの他に、形の大きなテナーとバスリコーダーも調達。毎週土曜日の午後メンバーの家に集まり、子どもたちを遊ばせながら練習をしています。練習を続けるうちに小学校や児童館などで演奏するようになり、今ではお年寄りのデイサービスなどからも依頼が入ります。子どもたちやお年寄りのリクエストに応じる中で、レパートリーは唱歌・歌謡曲・テレビの人気ソング・クラシックなど60曲にも増えました。

 

どんぐリコーダー02応援を受けて

子育てと仕事の合間に始めたどんぐリコーダーでしたが、今では年に二回コンサートを開くようになりました。代表の沼野まゆみさんは、「自分たちのできる範囲で楽しんで活動してきました。演奏を喜んでいただき、ボランティアで宣伝やコンサートのプロデュースもしていただき、皆さんの応援があってここまで来ることができました。とても温かい気持ちです」と語ります。3年間活動を共にしてきた7人の仲間たちは、「練習して一つの曲が完成していく感じが楽しい」「ストレス発散」と生き生きと語ってくれました。素朴でとってもグッドな仲間たちは、これからも活動を続けます。