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株式会社 とりやたまや 代表取締役 佐々木 薫氏

「天国の酒 とりやたまや」など長野県、群馬県で6店舗の飲食店を経営

 成長因子は人との出会い
 縁を大切に急がず店舗を展開

佐久、軽井沢、群馬県で6店の飲食店を経営する「とりやたまや」。代表の佐々木さんは横浜生まれの横浜育ち。地元で旅行会社に勤務した後、飲食業の経営者として起業した異色の経歴の持ち主です。

起業にあたっては他店との差別化を図るため、あらゆるジャンルの料理に使われ、メニューの広がりもある「鶏肉と卵」に特化した店を目指すことに。まずは食材の勉強をするために佐久にある養鶏場に入社。1年半働き勉強した後、2006年鶏肉と卵の専門料理店「天国の酒 とりやたまや」をオープンしました。「地元横浜での開業も考えましたが、飽和状態の首都圏より、地方で起業して1番を目指したい」と岩村田で開業。専門店ならではのメニューに加え、「女性も利用しやすい大人の社交場を作りたい」と昔ながらの焼き鳥店のイメージを覆すべく店内の雰囲気にもこだわりました。2009年にはホルモン焼き店、2014年には軽井沢プリンスショッピングプラザにも出店。「新規出店には必ず人との出会いがあり、その縁が後押ししてくれた」と佐々木さんは話します。そんな経験から、従業員には「自分は2番、相手が1番、困っている人がいたら助けてやれ」と話しているそうです。

現在同店では感染症対策にも気を遣っていますが、飲食業は依然として厳しい状態が続いています。佐々木さんは「一企業でどうにかできることではないので、営業自粛など協力して感染の拡がりを抑えられれば」と話しつつ、「今後は飲食だけでなく他業種にもチャレンジしてグループとして安定した経営ができる環境を作っていきたい」と決意を新たにしています。「人との出会いを大切にする」をヒットの法則に、これからも「お客さまが豊かな時間を過ごせる場所を作っていきたい」と話してくれました。

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