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エフビー介護 サービス株式会社 代表取締役社長 栁澤 秀樹氏

「すべては利用者様のために」理念を貫き、質の高いサービスをsb01

介護事業と福祉用具事業を柱に、多様な介護サービス事業を展開する同社は、昭和62年、栁澤さんが37歳のときに起業。その後、平成12年の介護保険制度施行を機に、介護事業に参入。福祉用具の販売とレンタル、居宅介護支援、訪問介護の3事業からスタートしました。自身の母親の認知症介護の経験から、施設側の「介護してあげる」という態度に疑問を持ち、利用者様目線での介護サービスや施設の必要性を感じたことがきっかけになったそうです。平成14年には社会福祉法人「佐久平福祉会」を設立し、施設運営を開始。地域のニーズに応えるかたちで施設を増やし、事業を拡大してきました。

sb02社員数1200名、利用者様数は2万人という同社。利用者様に受け入れられ、企業として成長できたのは「24時間365日、すべては利用者様のために」という理念があったから。「制度ビジネスで単価が決まっている中、いかに質の高いサービスを提供できるかが大切になります。自分の親だったらどうしてほしいか、どんなサービスをしてほしいのか、利用者様の目線に立ったサービスを行うという、理念の徹底を心がけてきました」と桺澤さんは言います。

現在同社では、中国、台湾、マレーシア、タイでの事業展開を進めており、現地企業との合弁会社を設立。中国については、年内の事業所開設を目指して計画を進めています。海外での事業展開について、桺澤さんは「一人っ子政策が行われていた中国では特に、これから介護サービスの需要が高くなるはずです。企業として50年、100年続けていくためにも、グローバルな展開が不可欠だと考えています」と力強く語ります。

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揺るぎない信念のもと、歩みを進める桺澤さんのヒットの法則は「凡事徹底(ぼんじてってい)」。挨拶、笑顔といった「当たり前のことを当たり前にすること」を何より重要と考え、基本を徹底することで生まれる質の高いサービスを軸にこれからも挑戦を続けていきます。sb04