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鈴与マタイ 株式会社 管理部長 塩川 裕二氏

次を見据えチャンスを探り 新しいことに挑戦し続けるbiz01

昭和27年、麻袋(マタイ)の製造販売を手がける「新興麻袋」として創業。その後、麻袋からクラフト紙袋へと移行。包装資材を納品先にお届けした帰りに、納品先の商品である鋳造用硅砂を購入し販売するようになったのをきっかけに商業事業もスタートさせました。現在は、創始事業である物流・包装資材事業に加え、鋳造材料・金属製品・農業建築資材などを扱う商事事業、太陽光発電システムなどの販売を行う環境エネルギー事業の3事業を手がけています。

biz02売り上げの半分程度を占めているのは環境エネルギー事業です。1994年に当時の通産省が住宅用太陽光発電システムへの補助金支給を開始したその年から事業に着手。先駆的な事業者として国内屈指の販売実績を誇ってきました。そんな中、太陽光事業の競争激化を受け、2011年4月には鈴与グループの一員となりました。「シナジー効果が生まれ、社風も明るくなりました」と塩川さんは振り返ります。もともと礼節を重んじてきた同社では、それまで暗黙の了解だった社内の決め事をルールブックとして冊子化し、価値観の統一を図りました。社員として守っていくべきことを共有することで、連体感が生まれたのも大きな収穫でした。

biz03旧社名の新興にもあるように、社名の英文表記を「Newest Corporation」と定める同社。Newestは最新を意味する言葉でその名の通り常に時代の先を見据えて次の商材を探求し、新しいことに挑戦し続けてきました。環境エネルギー事業では、太陽光以外の新エネルギーにも着目し、今後の展開を考えているそうです。

「多様化した事業こそが挑戦の証」と塩川さん。Newestであり続ける、変わり続けるという姿勢こそが同社のヒットの法則といえそうです。

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