佐久、小諸、上田…東信のことなら、ぷらざINFO
マークはクーポン券付きのお店です
(2016年7月1日)
初心を忘れないように心がけ 経験を糧にチャレンジする
江戸時代初期の寛文5年創業。「信州」で知られる上田市の岡崎酒造は、350年に渡り、伝統の味と製法を守りながら酒造りを続けてきた蔵元です。
12代目の美都里さんは、東京農業大学醸造学科で学び、日本酒関係の商社に勤務した後、26歳で家業に入りました。全国的にも数が少ない女性杜氏のひとりです。最初の4年間は先代の杜氏につき、酒造りを一から学びました。30歳のときに独り立ちをしましたが、ちょうどす。その後、3児の母となり、子育てと酒造りを両立してきました。微生物が相手の酒造りは24時間体制での管理が必要となるため、 3人目が小学校に上がるまでは、日々の作業をこなすのに精一杯で、受け継いだことをただ一生懸命やるだけだったそうです。
転機が訪れたのは5年前。ご主人の謙一さんが岡崎酒造に入り、夫婦で酒造りをするようになってからでした。外に出る機会も増え、世の中の酒造りの変化を知りました。「教わってきたことを繰り返しやってきたのですが、時代遅れだったと気づき、少しずつ新しいチャレンジを始めました」と美都里さん。それまでゼロに等しかった県外への出荷も始め、新しい手法や道具も取り入れました。老舗の蔵元ということで地元では「ぬるま湯に浸かった状態」でしたが、県外では本当の味を評価されます。「厳しい場に身を置くことで向上心が生まれ、チャレンジすることの大切さを知った」と言います。
昨年「信州亀齢」は、関東信越国税局酒類鑑評会で最優秀賞を受賞。「日々の積み重ねや経験してきたことが結果につながった」と話す美都里さんのヒットの法則は「守りに入らない。攻めていくこと」。
毎年初心を忘れないよう心がけながら、これからも変化を恐れず挑戦を続けていきます。
月刊ぷらざ編集部(株式会社信州広告社)
Copyright(c) saac.co.ltd All Rights Reserved.
初心を忘れないように心がけ 経験を糧にチャレンジする
江戸時代初期の寛文5年創業。「信州」で知られる上田市の岡崎酒造は、350年に渡り、伝統の味と製法を守りながら酒造りを続けてきた蔵元です。
12代目の美都里さんは、東京農業大学醸造学科で学び、日本酒関係の商社に勤務した後、26歳で家業に入りました。全国的にも数が少ない女性杜氏のひとりです。最初の4年間は先代の杜氏につき、酒造りを一から学びました。30歳のときに独り立ちをしましたが、ちょうどす。その後、3児の母となり、子育てと酒造りを両立してきました。微生物が相手の酒造りは24時間体制での管理が必要となるため、 3人目が小学校に上がるまでは、日々の作業をこなすのに精一杯で、受け継いだことをただ一生懸命やるだけだったそうです。
転機が訪れたのは5年前。ご主人の謙一さんが岡崎酒造に入り、夫婦で酒造りをするようになってからでした。外に出る機会も増え、世の中の酒造りの変化を知りました。「教わってきたことを繰り返しやってきたのですが、時代遅れだったと気づき、少しずつ新しいチャレンジを始めました」と美都里さん。それまでゼロに等しかった県外への出荷も始め、新しい手法や道具も取り入れました。老舗の蔵元ということで地元では「ぬるま湯に浸かった状態」でしたが、県外では本当の味を評価されます。「厳しい場に身を置くことで向上心が生まれ、チャレンジすることの大切さを知った」と言います。
昨年「信州亀齢」は、関東信越国税局酒類鑑評会で最優秀賞を受賞。「日々の積み重ねや経験してきたことが結果につながった」と話す美都里さんのヒットの法則は「守りに入らない。攻めていくこと」。
毎年初心を忘れないよう心がけながら、これからも変化を恐れず挑戦を続けていきます。